便意我慢小説0022
病棟の片隅、普段は誰も来ないリハビリ棟近くの職員用トイレ。5年目の看護師・チアキは、ついに勝ち取った「空室」のドアを開け、滑り込むように鍵を閉めた。
朝一番の緊急オペ対応から始まり、午前中の巡回、さらには車椅子患者の転倒騒ぎ。ノンストップで戦場のような病棟を駆け回っていたチアキの下腹部では、数時間前から臨界点を突破した巨大な便塊が、激しい地鳴りを立てて出口をゴリゴリと押し広げようとしていた。
(本当に、漏らすかと思った……っ。もう、ガチで限界……っ!)
薄暗い個室の中で、チアキは涙目で神に感謝しながら、濡れた汗で肌にぴったりと張り付くショーツに手をかける。
「やっと出せる」──あまりの安堵感に、唇から「はぁぁ……っ」と艶めかしい吐息が漏れ、お尻の穴をギチギチに締め付けていた最後のロックが、ふっと緩みかけた、その瞬間だった。
ピピピピ、ピピピピーーッ!!!
チアキのポケットの中で、ナースコールと連動したPHSが、無情極まりない大音量で鳴り響いた。
液晶画面に表示されたのは、重篤な心疾患を抱える「502号室」の緊急アラート。
「う、嘘……っ⁉︎ 今、いまだけはマジで勘弁して……っ!!」
チアキの目からついに一筋の涙がポロポロとこぼれ落ちた。
しかし、患者の命には代えられない。出しかけた便塊を、悲鳴を上げるような思いで、再びお尻の穴をきゅーーーーっと奥底まで締め上げて強制的に押し戻す。そのあまりの辛さに、チアキは「ひぅあ……っ!」と短い悲鳴を漏らし、全身にぶるるっと激しい鳥肌が立った。
(待って、お腹、破裂する……っ!)
引き戻された巨大な塊は、裏切られた怒りのように、一気に出口の門をドンドンと内側から激しく叩き始める。
チアキはガタガタと震える手で、必死にお尻を押さえる。爪先立ちのままお尻をくねくねと蠢かせ、緩みそうになる肛門を必死に締めつけた。
(う、ウンチ……! お願い……ウンチ……させてぇっ……‼︎)
呪文
入力なし