和風料理代表VS西洋料理代表『ニャンノ料理武闘会』【ニャンノ世界】
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ニャンノ世界では、数多の料理人が
単純に料理をするわけではなかった。
料理は普通に料理するだけでは退屈だ。
ならばと、くろほう細胞とももほう細胞に
よる生命体の因果か、此処でもくろほう細胞とももほう細胞それぞれが、代表を
引き合わせた。
くろほう細胞側は和風代表
として、キツツキ家の料理長
シルバーニャ・ラヴィツ
対する
ももほう細胞側は西洋代表
として、釜蔵チュウヨ
が料理を担当する。
それぞれ、
得意とする料理には
シルバーニャは
シャレクトバニア連合
シャ連出身だから、ボルシチと作れた
ゆりなボルシチが、そのスープを見て、
うめぇよと言っていたが、
今回は和食料理で戦っていた。
なぜ、和食料理なのか?
どうして、シャ連料理ではないのか…
ここに出自と、魂の反比例じみたことが起こる。
出自は確かにシャ連だが、彼女にとってそこは愛しの場所というよりは…
革命と苦悩に満ちた戦場だったのだ。
同様に彼女…釜蔵チュウヨは…
下水道やスラム街にて生きてきた。
狐耳のトイレ好きなあの娘がいなかったら
死んでいたかもしれない。
その時に食べたのがチーズだった。
釜蔵チュウヨを救ってくれた料理は
チーズ…単純にとろけてうまいではない…
命の恩人であるその、チーズと
物語が…チュウヨを突き動かしたのだ。
脳裏に浮かぶ、あのときの日々を
互いに思いだしつつ、
シルバーニャは
キツツキハルノグに対して、
チュウヨは
狐のあの子に対して、
それぞれの思いを背負って、
料理にこめながら
創作を爆破させる。
テーマとは光だけではない…
世界とは光だけで構築されていない…
単一性に抗うニャンノ世界
秩序崩壊による測定不能な
創作体系
理解される必要はない…
己の魂に感じたことを料理に込める。
そして、心臓が温かくなってきた。
料理の味は人生の深さ…
浅いとまだまだ未熟若々しい…
けれど深くなるほどに苦悩に満ちている。
長くなる、積層化する多様な世界を
料理にこめながら
西洋料理人と和風料理人は対決する。
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