【八腕の闇、金瞳の光―光の女神ルミナリア】
「……《裂哭のラミエラ》」
その声音には、珍しく警戒が滲んでいた。
「盾を取りに来たのでしょう?」
ラミエラと呼ばれた邪神が嗤う。
「可哀想に」
八本の腕がゆっくりと動く。
そのたびに空気が裂ける。
「その盾がないと、あなたは私に勝てない」
セリオスが顔をしかめた。
挑発。
だが――。
ルミナリアは否定しなかった。そして、静かに告げた。
「……ええ」
ラミエラから視線を外さないまま、ルミナリアは淡々と続けた。
金色の瞳が、八本の腕それぞれの軌道を追う。
「一本なら問題ありません」
静かな声だった。
「二本でも、おそらく」
だがそこで言葉が止まる。
ルミナリアは小さく息を吐いた。
「ですが、あれは違います」
「……?」
「受ければ次が来る。避ければ別の一撃が届く」
その声音には珍しく苦味が混じっていた。
「攻撃ではなく、包囲です。……この攻撃は、盾がなければ受けきれません」
セリオスの表情が強張る。白き女神は静かに言った。
「分が悪い、というのは――こういう状況を言うのでしょうね」
ラミエラの裂けた口元が、ゆっくりと吊り上がった。
「そう、だから私は、ここで待っていたの」
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●ノベルの挿絵より。2枚目以降は、この後のシーンの習作です。しかし、剣を振り上げるシーンだと言っているのに突き刺すポーズにされまくりました。最初の段階で剣を全部入れようとしているからだという指摘をしたのにガン無視され、ひたすら構図ばかりを直しやがるものだから、「話を聞けゴルァぁぁ!」と説教した上にできたのが4枚目。8本腕を修正し、完成へ進みたいと思いますw
※ルミナリアの設定はこちら→https://www.chichi-pui.com/posts/0737dfc9-c69d-4de6-aba4-6efb1d38abb3/
エレウセリオン神話記WEBサイト(※アーカイブ用の自サイトです)
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