大熊猫巻末『大熊猫Bang』【冥土隊】
Song(SunoAI)
https://suno.com/song/db09288d-6136-4724-b2c8-21ecef352707
我、眠ることあたわず、
我、抵抗すると決めれば、
志強くもちて、不屈の闘志にて、
戦場に奉仕する。
大熊猫巻末(パンダカンマ)とは、
まさにその言葉が似合う冥土だった。
夜は安心たる時ではない、
憂いと孤高の戦いなのだ。
安眠すれば即死であり、
油断大敵を以て、
警戒にあたるべきだったのだ。
だが、越夜隊もといネオ越夜隊は攻めることに関しては大胆なれど、殊に守ることに関しては…言い換えれば、自分の身を守るためにということはしない…というかできないのである。
そもそも、彼らは絶対的な自信を有していた。その思いたるは強固であり、鉄壁の防御たるもので…殊に、団結して攻めるに関しては黄昏梟を上回っていた。
今でこそ、形骸化していったが、昔の猛攻たるや、恐ろしき化物じみていて、震えるものであった。
されど、だからこそ、彼らは絆を重んじるあまりに、傲慢さも持ち合わせてるのだから、付け入る隙があるのだ。
在りし日の作戦行動、月が天に登りけり、確かに監視の目はある、されど、自分たちは狩られるものとは思ってないのか…悠々自適な雰囲気を醸し出していた。
静かに忍び寄る、冥土隊の主人たちと、
大熊猫巻末、射程圏内に来たところで、一斉に姿を表し、殲滅を開始する。
彼らは包囲されてることに気づかなかった。夜戦に対する備えを怠っていた越夜隊は彼女たちによって撃破される。
破滅と混沌を生みし存在は、大熊猫巻末と冥土隊が掃除をする。
任務を終え、Karlたち、主人のために、メイド業務をする。
彼女が戦っている間は別のメイドが仕事をする。役割を分担して行っているため、彼女がメイドの仕事をしている間は別の冥土が、使命を果たすために戦場に立つ。
不安たることや、命を失うかもしれぬ戦場にて、あるいは、理性たるものを以て、戦争を理解しようとしている。
眠れば楽だ…だが、眠れば、理性たるものが、退屈を持ち運んでくるのだろう。
道化じみた醜き獣ばかりに憂鬱する。
されど、Karlはこうした、複雑な内面に苦しんでいた。
発狂しかけそうな思いを胸に宿しつつ、
会話を進める。
現に瞼は閉じつつあり、
大熊猫巻末が、もてなした、お茶や心遣いには、安眠効果があった。
常人ならば眠るが得策だ。
だが、この眠るというものが罠であり、
彼女を忘却の彼方へと追いやってしまうのかと考えるほどに病んでいた。
その思いが伝わったのか…マホウを読み聞かせられた。
マホウたるものを使えたら、少しは惨めな現状から脱出できるかもしれない。
Karlたるもの、いつまでも守られる立場ではならんのだ。
彼は大熊猫巻末の隣に立つことを夢見て
Josef Karlは、空想の中の絵本ではなく、
マホウ本の読み聞かせを所望する。
眠くなりゆく状態たるは…
瞳を閉じる瞬間にこそ、あるわけで…
この瞬間が失われた時には、
創作たる熱は失われゆくのではないかと
恐れていた。
冥土たる思いへの情熱が失われた時は
爆弾を持って死ぬしかないと、
半ば強引にKarlは己の精神を
創作と夢想へと至らせた。
大熊猫巻末は、考える…、それが例え、退屈な本だとしても、主人さまである、Karlの為ならばと喜んで引き受ける。
頼もしくあり、同時にその応えに、嬉しさを感じるKarl…ハートのマホウじみた可愛い仕草には、主人さまであるKarlは心うたれた。
西暦時代におけるメイドたるや、考えれば考えるほどにメイドとは、可愛さも持ち合せつつ、優雅で上品さをうかがわせた。
対して、大熊猫巻末は、まだまだ優雅さよりも拙さが目立つけれども、彼女なりの試みに、彼は多大なる感謝を述べたい気持ちになった。
いや、それは彼も同様かもしれない…現に、この文たることが拙く、一般に読まれるべき本と比べて、程度の差が見てとれる。
されど、それでもなお、書くことを辞めないのは、Karl自らの、愛であり、大熊猫巻末に対する最大の感謝であった。
物語を残すことで、今後の為にもなるかもしれない。この旧暦じみた文章表現には見るに絶えないとの意見も聞こえるかもしれない。
だが、彼は抵抗する…、分かりやすい文章たる表現が果たして文学の発展をもたらすだろうか。
確かに、この分かりやすさたるものは、民衆の心をつかみやすい、分かりやすい展開、軽快な文章は脳にとって、さぞかし、気味のいいような、ポテチ的なものだろう。
だが、このポテチたる物に甘んじた先には何が待っているだろうか。大衆に従属することで毒は失われ、個性たるものが失われたロボット小説が蔓延るのではないか。
人類の創造力はAIにとって代わられたら、目も当てられない。だからこそ、Karlは書くのであって、殊更、目の前の大熊猫巻末には抗いのように対抗意識を燃やすのであった。
黒戌十八番の時には尊敬を抱いていた彼は…彼女の在り方を見たことで、眠ってはいられないと奮起する。
「あれ?眠らないでやすか」
「睡眠学習たるは謳い文句だろ、ならば、私はこの現状に反抗する」
体を起こし、文字を綴る。眠りの文学のままに、体を横にしているのもよかったが…
人間は二足方向である。「虫」ではない。
この「虫」たるものの存在で書いてたKarlを恥じていた。赤面し、憂う、孤高の青年は、先人たちの文字を読み、その中で培った文字を反芻して紡ぎ出す。
思えば、何も新しいことをしていなかった。だからこそ、珍妙な文体で惑わしてるのかもしれない。さながら、麻薬のごとき危険性さ。精神病院行きたるかKarlよ…。
そんなこんなで、一人考え込むのだから、当然、大熊猫巻末は、納得いかないわけである。
冒頭の表紙絵だけで、本質的には、彼の独りよがりな創造の犠牲にはなりたくないわけである。
「あっしを見るやす」
顔をくいっとされる。
このまま、キス我慢に持ち込めるのかは、
おそらく、この世界だからこそ、できたのだろう。絵がないのだから、仕方がない。
だが、Karlはこの試みを実行に移そうかで悩んでいた。
プラトニックラブであるべきだと主張する者と、プラクティカルラブであるべきだと主張する者たちが、戦争をする。
大義たるものが己の中で暴れゆく。Karlはこの口づけを恐れていた。彼女に接吻することで、自身の存在が彼女を汚してしまうのではないか、傷物にさせてしまうのではないかと…
己の心に問いかける。いつかという、先送りなる性格を持ち合せればいいのだが、あいにく夢想たるものは、我慢ならないわけだ。我慢せよと言われると、夢想たるものは、更に燃え上がるわけで…つまり、ソレは厄介で尚且つこれからも付き合っていかなければならない宿命なのだ。
欲望たるものは、制御できないから、欲棒たるものができるのだろう。
だが、こらえた、この試みの果てにあるのは、虚無であることをKarlは、創作によって知ってるから…だからこそ、大熊猫巻末にしてやれることは、頭を撫でること。
「くすぐったいでやす」
おさげに揺れる、愛らしきメイドに、これからもよろしくを伝えて、Karlは眠りについた。
明日という存在は残酷だ…
今日、創作したものが、空白じみた扱いを受けるのだからな。
と、愚痴を吐露しつつ…想像に耽る。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
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- Scale 11
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- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength 0
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