おのせん 阿龍田稲瑠 『わかち割って分かち合う』
斧の重要性と布教をしに斜陽学園へとやって来た終末教師、阿龍田稲瑠(あるたいる)、今日も斧には血がびっしりと付いている。
「おお、真田すごいじゃないか」
「へへ、越夜隊狩ってきたからな、ついでに捌いてきたから、先生!あとで、阿龍田ラーメン食わしてくれよ」
和やかで狂気すら感じさせる非日常、
だが、晴天アポカリプスによって、
崩壊した社会には、通学路に
ゾンビがいることは当たり前、
おまけに、野良犬感覚で
旅人が死体漁りをしていたり、
斜陽学園の一歩外をでたら、
混沌と狂気が広がっていた。
斜陽学園の門の前には機関銃で撃たれたゾンビの死体や越夜隊のシスター、旅人が転がってるのは当たり前、それを昼の時に清掃員の伝御(でお)さんがロードローラーッだぁぁ!といってコンクリートで固めてゆく、その繰り返し…
屍と生者が蔓延る終末の地で
巻き起こるのは当然、内部でも発生する。
朝のホームルームを始めると…何やら様子の可笑しい学生がいたようだ。
「尾張くん!」
「ちっ、どうやら、おれはここまで…だったようだな…」
バタ
「希望の花的な展開ですね」
「ペシ!てめぇはふざけすぎだ、ニジロウ」
「あはは、すんません」
ニジロウをペシと叩いて、倒れた彼を見る。
徐々に緑色に変わるそれに、斧をしっかりもって、ゾンビになってしまう学生に言葉をかける。
「来世でも斧を好きになってくれよな…」
頭をかち割る、血が飛び散る、
だが、生徒たちは動じない…
「卒業しちまったな…」
「ですな…」
真田とニジロウは頭をかち割られトマトになった彼に黙祷を捧げる。
ゾンビであれど、大切な学友…
阿龍田の生きる終末世界、
強く生きるために斧を持つのだ。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 66
- Scale 9
- Seed 232997430
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength 0
- Noise 1
- Steps 66
- Scale 9
- Seed 232997430
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength 0
- Noise 1