畳の上のグラビア #優等生JKの無自覚セクシーポーズ
ガラッと障子戸が開いた瞬間、降ってきたからかい交じりの声に、わたしの心臓はパーフェクトに緊急停止した。
わたしはマホ。おしゃべりが大好きな、いたって普通の女子高生……なんだけど、一応学校ではそこそこ成績優秀な優等生の部類に入っている(はず)。
そんなわたしにとって、茶道部の部活が終わったあとの女の子だけのリラックスタイムは、毎日の最高の心の癒しなの。
女の子しかいない空間だからって、完全に油断してゴロゴロ転がっておしゃべりしていたのが運の尽き。
寝そべった拍子にスカートや上着が引っ張られて、お腹も太ももも全開の、狙ってもいないのに妙に生々しい『お色気ポーズ』が完成してしまっていたのだ。
しかも、そのマヌケな姿をバッチリ目撃したのが、よりによってミサ先生だなんて……!
ミサミサ……じゃなくてミサ先生は、わたしの担任でも茶道部の顧問でもないし、授業の担当すらしていない若い女性の先生。
でも、いつも気さくにわたしの愚痴やくだらない話を聞いてくれるからすごく心を許しているし、何より誰もが見惚れるバツグンのナイスバディの持ち主で、密かに大人の女性としてめちゃくちゃ憧れている。
「ちょっと、そのお腹のラインと太ももの絶対領域の角度、なかなかのプロ根性じゃない。もしかして男の子をドキドキさせようっていう作戦?」
『せ、先生ーーーっ!? 違います、これはただの不可抗力です!!っていうか、イジりまくるのやめてくださいー!(笑)』
慌てて這いつくばるように体勢を崩して、真っ赤な顔でお腹を隠そうとするけれど、ミサ先生はフフッと前髪を揺らしながら、さらに楽しそうにニヤニヤと見つめてくる。
「うふふ、スレンダーさんなりに頑張ってセクシーを演出してくれたのは評価してあげる♪ ……でも、もう完全下校の時間よ。ほら、風邪ひく前にちゃんとお腹を隠して、荷物をまとめること!」
さっきまでニヤニヤしていたのに、最後はポンとわたしの頭を優しく叩いて、ちゃんと教師らしくピシッと帰宅を促すミサ先生。
そういう、オンとオフをカッコよく切り替えられる大人の余裕が、やっぱりずるくて、ますます憧れちゃう。
『……もうっ、次からは絶対に、ゴロゴロするときはジャージに着替えるってパーフェクトに心に誓いました!』
「はいはい、お家でやりなさい(笑)。さあ、帰るわよ」
恥ずかしさでまだお腹のあたりがスースーして火照っているけれど、大好きなミサ先生と並んで歩く放課後の廊下は、やっぱりなんだか嬉しくて。
スレンダーなりに、いつかは先生みたいなかっこいいナイスバディな大人になってやるんだから!と、夕日の沈む校舎の影で静かに決意を新たにするわたしなのでした。
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