エアコン直撃! #学校あるある
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主催者様に大感謝です!
──『さ、む、す、ぎ、る……っ!! 教室が完全に北極圏なんだけど……!』
キーンコーンカーンコーン……と、ようやく3時間目のテスト終了を告げるチャイムが鳴り響いた瞬間。わたしは上履きのまま猛ダッシュで中庭へと飛び出した。
冷え切った体をお日様の光に当てて、なんとかじんわりと暖をとっている、普通の女子高生。それが、現在のわたし。
学校自体は友達もたくさんいるし、毎日すっごく楽しいんだけど……夏のこの時期の『教室のエアコン問題』だけは、本当に毎年死活問題なのだ。
一応ね、わたしだって学校側がいろいろ事情を考えて、必死に対策してくれているのはちゃんと理解している。
セーラー服の下にヒートテック的なインナーをこっそり着込んでいるし、学校もクラスのためにサーキュレーターをわざわざ2台も買ってくれて、少しでも全体の風を分散させようと努力してくれている。普段の授業の席替えのときなんて、担任の先生が『ミサキ、お前エアコンの風が直撃する席だといつも凍えてるからな』って、風が直接当たらない安全な席を優先的に割り振ってくれたりもする。
そこまでは完璧。学校の配慮、パーフェクト! 感謝感激!
……だったはずなのに! なんで今、わたしがこんな風にトカゲみたいに中庭で日光浴をして震えているかというと、理由はただ一つ。
『期末テスト中は、名簿番号順の強制固定席になるから──ッ!!』
そう、テストのときだけは、先生の優しさもサーキュレーターの拡散力も一切通用しない。わたしの名簿番号が指定された場所は、よりによってエアコンの強風が天井のルーバーをすり抜けて、ピンポイントで頭上からガツンと直撃する『魔の極寒ストレートゾーン』だったのだ。
テスト用紙が配られている間も、リスニングの音声が流れている間も、上から容赦なく降り注ぐ氷の吐息。シャーペンを握る指先はかじかんで感覚がなくなるし、問題文を解く前に『寒さとの戦い』で脳のキャパがパーフェクトに限界を迎えそうだった。
「あれ、ミサキ? そんなところで何してんの? 上履きのままじゃん(笑)」
通りかかったクラスメイトが不思議そうに声をかけてくる。
『……教室が寒すぎて、解凍中なの……。ほら、中庭はこんなにジリジリ暑いのに、わたしの体、触ってみてよ、冷凍マグロ並みにキンキンだから……!』
そう、中庭に出てみればやっぱり夏の日差しは猛烈に暑くて、エアコン自体は学校生活に絶対に欠かせない必需品なのだ。それはわかる。
エアコンを消してほしいわけじゃない。ただ、あの容赦ない直撃の風だけは本当にヤダ……!
『あーあ……。明日は絶対に、カーディガンを持ってこよう。ううん、なんならひざ掛けもパーフェクトに装備して、完全防寒スタイルでテストに挑んでやるんだから……!』
じわじわと中庭の太陽の熱が染み込んで、ようやく指先が動くようになってきた。
冷え冷えの期末テスト期間は明日も続くけれど、お洒落な防寒対策をバッチリ仕込んで、次こそは震えずに満点を狙ってやるんだからね!
呪文
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