灰髪エルフと執事への挑戦 | 常設モデル終了の背景を探る話
巡礼騎士ローリエ🦄「まあ...まあ、まあ、これは。魔術師殿、予想以上にお似合いですよ。これならば新しく雇われた執事だと言えば、誰しも納得することでしょう」
青の公子アリアン🌊「そうですよ! オルウェンさん元から細いから、そういう格好似合いますね。陸の世界でもエルフや半エルフの執事って珍しいんですよね。館に住んでる女の人たちにも受けるんじゃないですか?」
外見だけはなんとか執事に見える眼鏡の青年は、天を仰ぐとうめいた。
オルウェン🔯「よしてください、二人とも...。くっ、あの領主が女嫌いなのか知りませんが、こんな妙なしきたりがなければ、騎士殿が訪ねていくだけでよいのに...
だいたい私の本業は魔術、執事は専門外です。黙って立っているぐらいならできますが、私は茶を淹れるのがそれほど上手くありませんし、だいたいローリエ殿ほど几帳面ではありませんぞ。掃除を命じられたらどうなることやら...。難問は男手がいる力仕事を頼まれた時ですな。脆弱な魔術師にはつらい仕事です...」
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という一幕ということで...
「sugasaは背景が欲しい」さんのユーザー企画「#執事」に参加なのです。
こうした執事愛がこもった企画、なんちゃって執事でなくプロ執事で挑むべきでは...と思ったのですが、当方の作品世界のキャラ達に専業執事がおりませぬ。ならば変装じゃ、ということでファンタジー世界が舞台の「巡礼騎士シリーズ」で旅をしている魔術師オルウェンさんが元から眼鏡なので、執事チャレンジしてもらいました。
ファンタジーなキャラたち3人のちびキャラと設定→ https://www.chichi-pui.com/posts/54c7dc8f-f8e3-4e88-8858-be0c64169c54/
リーダーのローリエさんのおしくらカード→ https://www.chichi-pui.com/posts/219272d1-7118-4e7e-873b-fc11ef93ea5c/
オルウェンさんのおしくらカード→ そのうち掲載予定...😋
・人物の指定はもとから眼鏡をしているのでOK、服装に執事のbutler, suit, bow tie, gloves,で手袋も嵌めたらそれっぽくなりました。オルウェンさんは灰色の髪を後ろで結んでいるのですが、今回はlow ponytail→high ponytailに変えています。
・背景はサンプルプロンプト通り detailed guest room background を指定しています。(企画ページではguestがgestになっていますが、スペルミスではと推察しまする) これだけでけっこうそれっぽい室内が描画されますね。
・なんとなく執事というと銀のお盆を持っているイメージですがこれもサンプル通り、holding a tray とお盆を指定しただけでそれっぽくなりました。ランダムガチャすると紅茶を載せたりしてくれますね。
モデル:Shiitake-Mix v1 アプスケ1.2倍+加工
フォント:Great Vibes
おまけ:
他のバージョンです。最後の4枚目は演技に疲れて「やはり私に執事はムリです...」となったものです😸
■さらにおまけ:常設モデル終了の背景を探る話 (IT用語が呪文に見えてワカランという方は、どぞ読み飛ばしてくださいw)
ファンタジー世界の絵から現実に戻って小噺です。ちちぷい生成機能でEMERALDモデルに続いてVEGAも提供終了になるとのこと。2/21でしたかね。
まあ代わりにPRISMが復帰するそうなので単純に入れ替わりとして考えればそこで終わってもよいのですが、PRISMは脇に置いておいて、常設モデル終了に何か背景があるとしたら何が考えられるか?を思考してみます。
簡単なプロンプトの作者近影ネタ作品じゃ見る方もつまんない...よね?と当時思って、以下の作品にサービスの裏側を推測した話を載っけています。
『巨乳のお姉さん(直球) | ちち生四方山話』 https://www.chichi-pui.com/posts/c60b3fa7-2cb7-4a80-9adf-10bb065dfb31/
テキストだけでなく構成図と一緒に説明できればもっとわかりやすく説明できるのですが...ちちぷい本体のWebアプリケーション、ちちぷい生成機能各モデル、全てクラウド・プラットフォームのHerokuの中で「コンピューティング・リソース」を消費して動いています。自分の部屋にハイスペックPCが何台も並んでいる様子を思い浮かべてみてください。この一台一台がコンピューティング・リソースです。
これらを本体を買うのではなくレンタルのイメージで、毎月や毎日、もしくは時間ごとにお金がかかっています。なので無限には増やせないという話ですね。
常設モデル終了...ということはそのモデルを載せているコンピューティング・リソースの維持費を払い続けられるほど、puiやコインの収入がなかったことになります。
●運営会社の収入が儲かっていないのか?
こういうデリケートな話題は問い合わせやXの公式アカウントでも聞いてもふつうは答えてくれないと思いますが(笑)、SNSが寂れていればユーザーにも感じ取れるはずです。新規投稿数が少ない、トレンドがパッとしない、コメントが活性化しない、公式企画やユーザー企画が盛り上がらない...などなど。
現在のちちぷいさんがどうなのか...と見れば、どう見ても盛り上がってるでしょう。めでたくランキング仕様も1人1作になって、投稿頻度が高いかつ知名度がある勢に押されて今まで名前が載らなかった方も載るようになり、モチベーションが上がっている方もいるでしょう。2024年後半あたりからのニューカマー陣でも一気に知名度が上がってる方もけっこういます。ユーザー主催投稿企画も盛り上がっているし、この前の「心のおしくらまんじゅ」なんて多数の米供給で大盛り上がりです。🍙🍙🍙
僕自身がアツい熱量を持って活動している方だからというのもありますが、まあふつうに見て寂れてるなんてことはないでしょう。
とすると引退するモデルぶんのコンピューティング・リソースの維持費を何かに当てる必要があってこうしたのでは...?🤔とも考えられます。候補は「メンバーシップ機能」です。
(以下、事実からの推論なので実際は違っていてもごめんちゃい😺)
●メンバーシップ機能のページとそれを構成するアプリケーション
「メンバーシップアーリーアクセス追加当選のお知らせ」が黄色いメッセージバーで表示されるようになって、なんぞ?と思ったのですがこちらは全員に来ているのでしょうか。僕のとこもメンバーシップのページが見られるようになりました。
ダッシュボードの「投稿したイラスト」「メンバーシップ」のタブで切り替えられます。
こちらURLに着目していないと分かりませんが、メンバーシップのページは
通常: chichi-pui.com
メンバーシップ: membership.chichi-pui.com
でURLが違い、ドメインが違います。メンバーシップ機能内のあちこちのリンクをクリックしたり、既に投稿されている作品を見ると全部ドメインが membership.~ の方で、ちちぷい本体とは切り離されて独立しているのが分かります。
世の中のSNSのようなWebアプリケーションの開発では、アプリケーションの内部でこういう場合に切り替えて処理を振り分けることも可能ですが、別のWebアプリケーションに切り出した方が、開発する側も分かりやすくて問題が少なく、機能追加もしやすいことが多いです。構成図で言うと「ちちぷい本体」といういろんな機能が入った大きい四角の横に、「メンバーシップ機能」という別の四角を作るイメージです。
特にメンバーシップ機能は今後メンバーシップ限定の機能がいろいろ追加されたりするでしょうから、おそらく別出しで切り出していることでしょう。
ちちぷいさんのバックエンド開発はプログラミング言語は蛇のマークのPython、WebアプリケーションフレームワークはDjangoなのでメンバーシップ機能もおそらく同じ。ユーザーに見える画面を構成するHTMLテンプレートファイルなんかは、ちちぷいさん本体から持ってきて、流用しつつ一部変えたりして使っていることと思います。
(理由があって古い版を持ってきたので、コメント欄の動きがちちぷい本体とちょっと違うとかは十分にありえます🤔 メンバーシップのほうはいいね機能がついてませんよね)
ということで同一のWebサイトの中のように見えるけど、別の場所でこのメンバーシップ機能が独立して動いていると仮定した場合、その分の「コンピューティング・リソース」の維持費がちちぷい本体とは別に掛かります。
今後メンバーシップ機能が盛り上がってみんなコインの支援を活発にするようになって負荷が高くなる場合に備え、スペックのいいリソースを使ったり、複数リソースを維持していることも考えられます。その場合どんどん追加でお金がかかります。
●メンバーシップ機能を支えているデータベース
ちちぷい内でのユーザーの活動は、だいたいデータベースの中の各種テーブルに保存されて永続化されています。投稿した作品一覧、いいねした一覧、フォローしている人一覧、フォロワー一覧、日々のランキングの計算のインプットになっているアクセス記録などなど...
データベースの中のテーブルってなんぞ?という方はExcelの巨大な表をイメージしてみてください。1行が1作品のイメージです。
表形式のデータベース以外の方式のデータベースもきっと併用していると思いますが、そちらの話は省きます。
ある人が普通の活動とメンバーシップの両方に投稿するようにするとなると、データベース内の各種テーブルの拡張方針は以下2つがあります。
1. 今までのデータベース内の各テーブルの必要なところに「これは通常投稿だよ」「メンバー専用だよ」が分かるような項目を追加する。Excelの巨大な表が縦に投稿数分伸びていくとすると、横方向、右にずーっと見ていって一番最後に列を追加するイメージ。
もちろん可能だが、もう日々バシバシ本番環境で動いているようなテーブルに列を追加するのは一般的に注意を要することが多い。プログラムの中に判別の為の分岐を増やすことが必要になって手間が増えることもある。
2. 今までのテーブル群から必要なものを一式全部コピーして、メンバーシップ機能専用の別のテーブルとして使っていく。こうするとちちぷい本体用のテーブルとは完全に独立するので影響を受けなくなる。メンバーシップ独自の機能を追加していく際もこちらの方が問題が少ない。
メンバーシップ機能のユーザーページを見ると、フォロー数・フォロワー数はちちぷい本体と同じです。しかし投稿数・いいね数はメンバーシップ機能だけでカウントしなおされています。おそらくは日々のランキング集計でもメンバーシップ作品は別扱いになるのでは...と思われます。
メンバーシップで活動し始めるとプランを複数創っていくかと思いますが、これらもデータベース内の専用テーブルに追加されていくはずです。これはメンバーシップをやっていない普通のユーザーには必要ないテーブルですね。
と考えていくと...前述のデータベース内のテーブル拡張方針としては2つめ、全機能分ではないにしても大部分は、おそらくメンバーシップ機能専用にデータベースを別に新しく作って、その中に必要なテーブル群を新たに置いて動かしているのではないかな...?🤔と推測されます。
僕がソフトウェア・アーキテクチャとデータベースを設計する人だったら、たぶんそうします。
ということでデータベースが追加で必要になりました。ここまで読んでいただいた方には伝わるとよいなと思うのですが...このデータベースもまたクラウド上では「コンピューティング・リソース」の上で動いています。メンバーシップ機能分のリソースを新たに追加する、すると毎月や毎日その分のまた維持費が発生するわけですね。
というわけで遂に始まったメンバーシップ機能に注力しており、システム的に実現している仕組みの分のリソース維持にお金がかかるので、その分常設モデルを減らして支出を抑えることにしたのではないか...というのが考察です。
今後メンバーシップ機能が盛り上がってみんなコインで応援するようになり、メンバーシップをやってる人も儲かってちちぷいさんも儲かるようになったらまた状況が変わってくるので、維持費を賄えるようになったからいろんなちちぷい生成機能のモデルがまた戻ってくるよ...なんて展開もありえるでしょう。
●ほかの可能性:TOPAZのXL版とか
雑談トピックスで公式からの情報で語られていますが、TOPAZをXL化する計画が進んでいるそうです。
https://www.chichi-pui.com/topics/0d3b141f-761b-4c9e-a415-5c8fb5351767/
かなり作家性が強い(と個人的には思っているw)TOPAZ監督ですが、SDXLになって表現力がさらに増したらかなり強力になりそうですね。常設モデル引退の分のリソースの維持費が減った分は実はこの進化版TOPAZの開発に当てられていて、近々登場...!なんて可能性もあります。
メンバーシップの「【公式】ちちぷいちゃん」の投稿作品では支援者限定で『TOPAZ XLのサンプル画像をチラ見せ』が投稿されていますね。
https://membership.chichi-pui.com/posts/images/6016b7c0-afe8-4058-b25e-87f0addcd721/
●メンバーシップの投稿URLの小噺
リソースの話とはまた別のついでの余談ですが、通常投稿とメンバーシップでは投稿された作品のURLの形式が、最初のドメイン以外も微妙に違います。
ちちぷいの通常投稿: https://www.chichi-pui.com/posts/{ハイフン4つで分割された32桁の乱数}/
メンバーシップ: https://membership.chichi-pui.com/posts/images/{ハイフン4つで分割された32桁の乱数}/
この乱数のところはIT用語では「ハッシュ値」といって、長さが固定で毎回ランダムな値が入っています。専用のアルゴリズムで毎回違う値を生成することができます。さらに正確に言うとハッシュ値の考え方の中でも「UUID」(ユー・ユー・アイディー)と呼ばれるもので、世界中で何度作っても常に違う乱数が生成でき、偶然の一致が事実上起こらないように設計された、物事を区別するための仕組みです。ちちぷい内の全作品で必ず違う値が割り振られています。
話を戻してこの投稿URLの中身を着目してみませう。
"posts/" のポストは英語で郵便物を送ること、インターネットとITの世界ではブラウザを通してファイルとかテキストとか何かのデータをサーバー側に送ること。ちちぷいであればまさに画像での作品を投稿することです。これは一般的によくURLの中に使われる言葉ですね。
そしてposts/の次、メンバーシップの方だけ、乱数部分の前に "images/" が付いてこれが画像であることが区別できるようになっています。
ということはメンバーシップ限定で将来的にはテキストとか動画とか、画像以外のものも投稿できるようにする構想があったりするのかな?と思ったりします。テキストだったら現行のキャプションに書けばいちおう用は足りますが、装飾をつけたりできるようにするとか...イラスト入門講座系の投稿用かな?とか想像が膨らみます。( ˘ω˘ ).。oO
以上、男キャラのイラストは女の子のイラストに比べると伸びないことが多いから、男エルフのこの作品におまけでつけたれ!😎と邪なことを考えた、ソフトウェア開発が分かる人からの四方山話でした。😺
【追記】予想通り女の子に比べると伸びが鈍いけどそこへ男で執事ですぞ(^ω^) 2025年2月12日のデイリー22位、SDXLで14位ありがとうございました~✨
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イラストの呪文(プロンプト)
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