便意我慢小説0003
佳奈は涙目で、半分下ろしかけていた水着の肩紐をパニック状態で引き上げると、『故障中』の紙が貼られたプールサイドのトイレから飛び出した。
一度緩みかけたお尻の関所は、いまや決壊寸前の大洪水を力技でせき止めている状態だ。一歩歩くごとに、お腹の奥でギュルルルルッと最悪の地鳴りが響き、熱い泥流が出口を激しく突き上げてくる。
(更衣室……更衣室のトイレまで、持たせて……っ!)
佳奈は内股をギチギチに擦り合わせ、お尻の穴をこれ以上ないほどすぼめながら、プールサイドの出口へとヨレヨレのペンギン歩きで急いだ。
──その時だった。
「あ、佳奈先輩……っ!」
プールから校舎へと続く通路の陰から、同じ水泳部の一年生である『ひまり』が、泣きそうな顔で現れた。
ひまりはスクール水着のお尻の部分を、両手でこれでもかと強く掴み、腰をくねくねと激しく捩らせている。その顔は脂汗でベッタリと濡れ、完全に限界を迎えた表情だった。
「ひ、ひまりちゃん……っ!?」
「先輩……私、もう、漏れちゃいそうで……っ。トイレ、借り、ます……っ!」
ひまりは今にもその場に泣き崩れそうな声で、佳奈の横をすり抜けようとした。どうやら彼女も、プールの冷たい水にお腹をやられた、もう一人の犠牲者だったのだ。
「待って、ひまりちゃん! あそこ、『故障中』の貼り紙が……!」
「え──」
佳奈の残酷な宣告に、ひまりの動きがピタリと止まった。
一瞬の静寂の後、ひまりの顔からスーッと血の気が引き、その大きな瞳が愕然とした絶望に染まっていく。
「つ、使えない……? 嘘、嘘ですよね、先輩……っ!」
グギュウゥゥッ……!
次の瞬間、ひまりのお腹からも、隠しきれない不穏な音が響き渡った。
完全に逃げ場を失ったひまりは、「ひゃうんっ!」と情けない悲鳴を上げると、その場に内股のまま固まってしまった。その後、両手でお尻の割れ目を必死に押さえつけ、くねくね、モジモジと狂ったように身悶えを始める。
「そんなぁぁっ! 私、もう一秒も、ガマンできないのにぃーっ! 出ちゃう、出ちゃうよぉ……っ!」
涙をボタボタとコンクリートの床に滴らせながら、狂おしくお尻を窄めて悶絶する後輩。
その生々しい身悶えと「出ちゃう」という言葉に、佳奈自身の暴走する腸も激しく共鳴した。お尻の粘膜に、今すぐ飛び出したがっている熱い液体がピクピクと触れる。
「う、くぅぅ……っ! ひまりちゃん、泣いてる暇は、ないよ……っ! 頑張って立って、一緒に更衣室まで……っ!」
たった一つの「救い」が消え去った絶望の通路で、二人の若いスクール水着の女の子は、互いの限界のお尻を見つめ合いながら、地獄の我慢レースの第二ステージへと強制的に引きずり込まれるのだった。
呪文
入力なし