便意我慢小説0004
夕暮れ時の静かな学校で、二人の女子中学生は、まさに人間の尊厳をかけた「極限のデスゲーム」を繰り広げていた。
濡れて肌にピッタリとへばりつくスクール水着。それが、パンパンに張り裂けそうな下腹部を容赦なく圧迫する。
佳奈もひまりも、お尻の割れ目に水着の生地を食い込ませるようにしてギュッと掴み、内股をこれでもかと擦り合わせる不自然極まりない「ペンギン歩き」で、一歩一歩、呪われたように前へ進んでいた。
ゴロゴロ……ギュルルルルッ……!
二人の胃腸が、まるで共鳴するように不穏な地鳴りを立てる。今お腹の底で渦巻いているのは、間違いなく水分を多く含んだ、一撃決壊型のゆるい泥流だ。
──そしてこの時、二人の脳裏には、全く同じ「恐ろしい現実」が浮かんでいた。
(更衣室のトイレ……個室は、たしか一つだけ……!)
互いに口にこそ出さない。出す余裕すらない。しかし、視線が火花を散らすように交錯する。
もし、二人同時にトイレへ辿り着いたとしても、便器は一つしかないのだ。先輩後輩の美徳など、この狂おしい便意の前には一瞬で吹き飛ぶ。譲った方が、その場でスクール水着のクロッチを泥流で満たし、一人の人間として、女子中学生としての人生を終えることになる。
(絶対に……絶対に……!)
(私が先に入らなきゃ、死ぬ……っ!)
二人はは心の中で悲鳴を上げながら、お尻の括約筋をギチギチに締め直した。少しでも歩幅を広げれば、その瞬間に「ブシュッ」とすべてが噴き出してしまう。だからこそ、ミリ単位の歩幅をいかに高速で刻むかという、極限のスピード勝負だった。
「か、佳奈先輩……先に、トイレ……使わせてくださいぃ……っ!」
「む、無理ぃ……!私も……限界……なんだからぁ……っ!」
お互いがお尻を手で押さえ、内股を擦り合わせながら、泥仕合のようなデッドヒートを展開する。
──目指す更衣室は、連絡通路のいちばん奥。その中には、夢にまで見たトイレがある。
お尻の粘膜に熱い液体がピクピクと触れ、最後の防波堤が悲鳴を上げる中、二人のスクール水着の乙女は、友情もプライドもすべてをかなぐり捨て、一歩でも先へ、一瞬でも早くあの扉へ滑り込もうと、狂おしい身悶えとともに最後の直線を突き進むのだった。
呪文
入力なし