【架空小説本】「無香洲綺譚」という物語(そのポスター制作)
実はこの吉原のシリーズの続きで吉原の隅田川を挟んだ川向うにあった「玉ノ井遊郭」のことを取り上げるつもりだったものの、時間的な問題で時間切れになってしまい形にできませんでした
ただ、個人的な興味もあって何とか形にしたいなというのはあって、かつてこの地を舞台にかかれた永井荷風の小説「墨東綺譚」やその映画化作品(特に参考にしたのが92年制作の津川雅彦・墨田ユキ版)、また70年代の日活ロマンポルノ映画「赤線玉の井 ぬけられます」、そしてその作品に大きくかかわった漫画家故滝田ゆう氏の玉ノ井を描いた一連の作品群等々をモチーフに「IF」の世界があったとしたらの世界線で書かれた小説、そしてその小説のポスターを作るというところから今回の作品を作り上げました。
まぁ、小説の顔となるポスター(恐らくこの写真が小説のカバーにもなるはず)ということで少しでも納得がいくものがという点から何点もの画像を作っていて結果的には同じテーマで6枚ほどになりました
決定稿となっているのはもちろん1枚目の画像、元々は2枚目の画像が決定稿で2人のキャラクターの描き方や駅や電車のディテールなどが気に入っていてこれをポスターにするという流れで他の画像を作るときもこの2人の顔画像を添付して作ってきましたが、あとから題名を変更したくなって作り直すことになったので惜しくも外すことになりました。
そして、変えるにあたって作った中で2枚ほど候補があって、決定稿になった1枚目と画像でいうと3枚目なる画像が提示され比べた場合にやはり「映え」ということから1枚目にしたという流れがあります
タイトルの「無香洲綺譚」、すでに隅田川の東側をさす「墨東」はすでに元ネタの小説のタイトルそのままですから当然使えませんので、玉ノ井のある向島地域の別名を調べたら明治時代に「無香州(むこうしゅう)」と名付けられたとのことでこれを一旦タイトルにしました
しかし、「州」ではなくさんずいをつけた「洲」であれば「しま」とも読めるので(大阪湾岸の夢洲など)、こちらの方がいいなぁと思ったのが先の決定稿変更の理由になります
さて画像の背景に描かれている京成電鉄白髭線玉ノ井駅...これは現在は実在しない路線であり駅ですが(近隣の東武線東向島がかつて「玉ノ井」を名乗っていました)戦前の数年間実在した路線であり駅でもありました(「墨東綺譚」にもその描写が出てくる)
かつて京成電鉄が旧王子電軌(一部が現在の都電荒川線)との乗り入れを画策して作った路線でそれが果たせず配線になった経緯があるものの、もし実現していたら王子電軌の延伸構想(新宿まで延長して京王電軌(現在の京王電鉄)との直通を目指していた)も含めれば成田から高尾山まで1本のレールでつながっていたわけで、京王線乗り入れる都営新宿線が千葉県本八幡まで来ている点やかつて千葉ニュータウンまでの延伸計画があった事を考えるとものすごいネットワークが出来上がっていたかもしれません
ちょっと余談が長くなってしまいましたが、そんなひとつ時間の軸がずれればあったかもしれない世界線を作ってみました
そういえばアウトテイクの画像の話にもどりますが、一番最後につけた画像特に指示したわけでもないのに勝手にイラスト画像になってしまったんですよね笑それをリアル化にしてもらったのがその前の5枚目の画像、そして4枚目...女性をもっと派手目にということでボツにしたんですが、実際の構想の雰囲気だと一番これが近いイメージだったりします(最初のプロンプトで作成したのがこちらですからね...いや、おっぱい小さくて笑)
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