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竜追いの手記。
それは竜に魅せられた一人の人間が残した一冊の手帳。
そして今より語られるのは その手記の一部となる...。

滅多に外から生物が入ることのない孤島。
その孤島の大体が 煮えたぎるマグマが流れる溶岩地帯であり、
住んでいる環境生物は少なく 魔王軍すら立ち入ろうとしない場所。

それ故この孤島の情報は基本的に過小である。
私はそのことから興味が惹かれ まとまった軍資金が貯まった為、
かくして孤島に降り立った次第になる。

安全そうな所を見つけ その場所にささっと野営拠点を建て、
私は早速 探索に向かった...。

《黒い狼竜》
探索中に確認した狼竜。その一種と思われるが、
赤い雷のようなエネルギーを帯びており そのことから可能性として、
狼竜によく似た魔物であるとも考えられる。
もしくは 魔竜が作り出したキメラの可能性も否定はできないだろう。

足場が危ないため 今回は戦闘を極力避け、
観察に徹して立ち回っていた。
それ故 この竜に対しての調査は現状ここまでとなる。

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