予期せぬ衣装チェック
「ひゃっ!? コトネさん、ノックもなしにいきなり入ってきて何を!」
社務所の奥の部屋で横になっていた新米巫女のひよりは、背後に忍び寄った先輩のコトネに驚いて振り返った。しかし、腰回りが妙に涼しいことに気づき、慌てて布団に身を沈める。
「ふふ、ひより。後ろの袴がすっかりずり落ちて、白いのが丸見えだよ」
「お、お直しなんて……あ、ああっ! 本当に袴の紐が緩んでる!?」
ひよりは顔を真っ赤にして、潤んだ瞳でコトネを睨みつけた。
「ちょっと見ないでください! 自分で結び直しますから!」
「いいからじっとしてて。ほら、このままだと神様にも見えちゃうでしょ?」
楽しそうな笑みを浮かべたコトネが、ゆっくりとひよりのお尻のあたりへ手を伸ばしてくる。
「だ、駄目です! 手を伸ばして、一体私に何をやろうとしてるんですか!」
「ただのお手伝いだよ。ほら、そんなに暴れると余計に結び目がややこしくなるよ?」
「うう、意地悪です……! 早く、早く直してくださいぃ!」
涙目で枕に顔を埋めるひよりの姿に、コトネはたまらず優しくクスリと笑った。
呪文
入力なし