「銀の翼」に助太刀致す!!
――ネロ様……バネロ様!お起きください。手習いの時間にございます。
おはようございます。ふむ?夢を見ていた?左様ですか。良い夢だったのは結構でございます。サラトバ?……いえ、そのような土地は存じませぬ。ほう、「銀の翼」なる者達と共に戦ったと。大活躍できたようで、私も喜ばしい限りにございますよ。ささ、支度なさいませ。おや?王子、お顔に日焼け跡が――。
昨夜に読み聞かせた絵物語の影響だろうか、などと思いつつ枕元を見やると、鈍く光る何かに気がついた。
(これは……。)
手に取り、差し込む朝日にかざす。その手のひらほどもある銀のメダリオンには、一対の翼の意匠が刻まれている。これほど見事な細工は中々お目にかかれる物ではない。
(銀製に見えるが、この軽さと輝きは……。)
驚くべきことに、それは神聖銀と呼ばれ、古代遺物として出土するものに良く似ている。そういえば、先程王子が口にしていた「サラトバ」なる地名も、よく思い出せば心当たりがある。それは創世記の一節ではなかったか?
(いや、まさかな……)
近頃、城下にて広まる妙な噂――忽然と姿を消したかと思うと、数日の後に突如として現れる。当人達は口々に、どこか別の場所の様子を語るのだという。――が、頭を過った。
メダリオンは誇らしげに輝く。悠久の彼方より、勝鬨を聴いた気がした。
うちの子「バネロくん」を使い
↓こちらの電々さんの作品に便乗してます。
https://www.chichi-pui.com/posts/db2b0101-0ad4-4546-a5c3-2d7b0e4514cc/
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