学校教諭水野亜美!2期第23話
ウラヌスとマーキュリー。
互いに間合いを探りながら剣を交える。
キィン!!
カン!!
静かな境内に剣戟の音が響く。
はるかは、ほんの一瞬だけ剣先を下げた。
わずかな隙。
普通なら見逃してしまうほど小さい。
しかし――
亜「そこです!!」
マーキュリーは迷わず踏み込む。
一直線の突き。
カン!!
剣先がウラヌスの胸元寸前で止まる。
はるかは満足そうに笑う。
は「いいぞ。ちゃんと隙を見つけたな。」
亜美は息を整えながら首を振る。
亜「……違います。」
亜「はるかさん。わざと隙を作りましたね。そんなこと、やめてください。」
はるかはニヤリと笑う。
は「そこまで見抜くようになったか。」
は「なら――」
構えを変える。
一瞬。
空気が変わる。
は「本気だ……おっと、水野。隙あり!」
キィィン!!
一瞬の体勢の崩れを突き、ウラヌスの剣がマーキュリーの剣を弾く。
亜「きゃっ!」
バランスを崩して尻もちをつく。
イズミが静かにうなずく。
イ「勝負ありだな。」
縁側かららんまが立ち上がる。
ら「水野!刀馬、回復技!」
刀「はい!ホワイトンメーザ!!」
柔らかな白い光がマーキュリーを包む。
亜「ケホン……。」
亜「ケホン……。」
深呼吸して立ち上がる。
亜「ありがとう。」
はるかは剣を鞘に納める。
は「水野。お前には、まだ伸びしろがある。」
は「だから面白い。」
亜美は真剣な表情でうなずく。
亜「はい!」
は「明日は放課後。体育館で続きをやる。」
未麗を見る。
は「救護役は未麗。頼む。」
未「はい!任せてください!」
乱麗が笑う。
乱「水野先生、日に日に強くなってる。」
健太朗もうなずく。
健「次は僕も負けそうです。」
刀馬はマーキュリー専用剣を見つめる。
刀「この剣、本当にマーキュリーに合ってますね。」
イズミは静かに微笑む。
イ「剣が人を選ぶのではない。人が剣を育てる。」
イ「これからが本当の始まりだ。」
はるかは全員を見渡す。
は「よし。今日は解散!」
全員「お疲れさまでした!」
月明かりの下、戦士たちは笑顔でそれぞれ帰路につく。
一方の亜美は、新しい剣を大切そうに抱えながら、「もっと強くなりたい」という新たな目標を胸に刻むのだった。
呪文
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