鏡の中の永遠
柔らかな陽光に照らされ、ピンクのレースを纏った彼女は、静かにブラのストラップを指にかけ、ゆっくりと肩から滑らせていく。
その瞬間、男の心臓は激しく鼓動した。完璧な曲線、艶やかな肌、誘うような視線——すべてが彼を虜にした。
しかし、次の日も、その次の日も、彼女は同じ時間に同じ動作を繰り返す。
決して服を完全に脱ぎ捨てることはなく、ただ微笑みながらこちらを見つめ続ける。
男は次第に睡眠を削り、食事も忘れ、窓辺から離れられなくなった。
ある夜、とうとう我慢できず、男は向かいの部屋に押し入った。
そこにあったのは——空っぽの部屋と、埃をかぶった古い鏡だけだった。
鏡の中では、彼女が今も優しく微笑みながら、ピンクのレースを指で弄んでいる。
そして、ゆっくりと男に向かって手を伸ばし、囁いた。
「…ずっと、見ててくれてありがとう。
これからは、君が私の代わりに、こちら側で脱いでくれるよね?」
男の姿は、次の朝から、向かいの窓辺で静かにブラのストラップを下ろし続けているという。
永遠に。
呪文
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