【第3夜】金髪ドリル吸血鬼と驚きのお茶会
一転して和やかな雰囲気になったお茶会では、目を回していた城主がようやくいつもの調子を取り戻した。
そしてモフモフした使い魔が空中に呼び出した巻物で、一通りの説明が行われていた。
使い魔ミルヒヴァイス👻「という経緯がございまして...うちのご主人様は分家の所属ですがあの時点ではプリムローズ家の後継者資格が発生していて...強者の首を上げる手柄を立てようと焦っておりまして...
そして、あのような凸撃をいたしてしまった次第なのでありまつ...(;・ω・)っ」
リーゼロッテ🌹「なるほど。わざわざ家系図までありがとう。細かい所まで知ることができたよ。大まかなところは、私の聞いている通りだったね」
使い魔ミルヒヴァイス👻「あり? なんかもうご存知で....?(;・ω・)」
リーゼロッテ🌹「というか、諸君らのプリムローズ家はあの後継者争いを隠しているようには見えなかったぞ。夜の世界のあちこちで戦いが起こり、一時期騒ぎになっていたね。
確か人狼の諸部族からもクレームが上がっていたね。あのような分別をわきまえぬ殺し合い、戦士同士の名誉ある戦いを汚すものだと。
まあ、これは家門全体の問題で、諸君ら2人の責ではあるまい」
ナナシー🍷「はい、面目次第もございませんわ...😓」
使い魔ミルヒヴァイス👻「(コソーリ)ところで...どうしてボクの名前まで知ってたんですか?(;・ω・)」
不死の魔女は面白がるように、若い吸血鬼とモフモフした獣を見た。
リーゼロッテ🌹「ふふ。別にこうして直接会わずとも、相手の情報を得る手段は昔から色々あるものだ。
たとえば、私が時々行っているBARがあるのだが....夜の開店前に、私のことを聞きに来た者がいたそうだね。
わざわざ探偵の衣装に身を包んだ、金髪縦ロールの少女と白いペットの犬だったそうだ。
ご丁寧にペットの名前も"ミルヒヴァイス"と呼んでいたそうだね。とても分かりやすいな」
使い魔ミルヒヴァイス👻「ちょっとご主人様!完全にバレてるよ!
やっぱりあの変装いらなかったんだよ!せっかくボクは犬のふりをしてたのに!🙀」
ナナシー🍷「し、仕方ないでしょ! わたくしの変身能力では大人の女性にまでは変身しきれないから、せめて衣装だけでも工夫したのよ!🙀」
リーゼロッテ🌹「それにこうして間近で会わずとも...諸君らと私は前にも同じ場所にいたのだよ。
あれはこの前の夏...そう、魔術師たちと夜の種族の者たちが集まる『ふしぎな夜のお茶会』だったね。
ナナシー、君は目立つ赤いドレスを着ていたからよく覚えているよ。
黒髪ツインテールの猫耳の女の子に頼み込んで『ニャア』と言わせて写真を撮って、ご満悦だったね。ずいぶんとテンションも高かったようだ」
ナナシー🍷「(ギク)え、あの茶会に...いらしていたのですか...🙀」
リーゼロッテ🌹「あのお茶会には私の知り合いもいてね。小さな緑竜を連れた錬金術師のフロイラインは、前からの知り合いだ。
獣人族のフロイライン軍団の諸君にも何人か顔見知りがいるが...君が絡んでいた、あ、いや愛でていた猫の獣人族の子はその中の1人だな」
ナナシー🍷「ちょっとミルヒヴァイス! どうして気付かなかったのよ!🙀」
使い魔ミルヒヴァイス👻「それはこっちのセリフだYO! あ~思い出した、あの晩のご主人様、完全に酔っ払いみたいな絡み方してたよね~(*ᵕᴗᵕ)⁾⁾ ウンウン」
言い争いを始める主従を、まるで2匹の珍獣を眺めるように面白がっていた不死の魔女は続けた。
リーゼロッテ🌹「それに今の時代にはコンピュータやインターネットというものがある...便利になったものだ。
私が夜の世界に足を踏み入れた頃はタイプライターしかなかったよ。我が帝国の誇ったエニグマ暗号器解読の試みや、ミサイルの弾道計算に使われた技術がここまで進んだとはね...。
昼の世界で流行っているSNSの“ぷいスタ”で名言を紹介していたのはナナシー、君ではないのかね。『名前重要』、実に深みのある言葉だね」
ナナシー🍷「え、あれをご覧に...😵そ、それは...何といいますか、アクセスありがとうございますですわ...🙀」
リーゼロッテ🌹「最近話題のコンセプトカフェ...そう、『悪ノ黒薔薇帝國』だ。あれを紹介していたのも君のアカウントだろう。おかげで若い吸血鬼たちにも人気が出たそうだね」
ナナシー🍷「え、あ、はい、こちらもアクセスありがとうございますですわ...🙀」
使い魔ミルヒヴァイス👻「ご主人様~、それ前から、分かりやすすぎて草だって何度も言ってたやつじゃん!(# ゚Д゚)
"Nanasy_theDarkBloodPrincess" とか、“†♛名も無き虚無より蘇りし高貴なる金紅の姫♛†”とか、そういうのそろそろ卒業しようよ~」
吸血鬼たちの茶会を照らすのは、青白い満月の光だった。
再び言い争いを始める若い吸血鬼とその使い魔を前に、齢百年を超えた吸血鬼はふと、窓の外の光を見上げた。
リーゼロッテ🌹「夜の帳はあまりに深く、不死者はその孤独な道を、自らの魂の内に灯を掲げて歩まねばならぬ。
だが時には、それぞれの灯でお互いの旅路を照らし、共に夜の道を進みなさいと。
師よ、どうやらあなたのお言葉通りだったようです...」
→第4夜に続く...
https://www.chichi-pui.com/posts/e04e0385-91c0-42d8-9721-cebae3e30a38/
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ナナシーと使い魔ミルヒヴァイスのおしくらカード→ https://www.chichi-pui.com/posts/8f2cee22-deab-48c9-b23f-0c7a05f2be58/
リーゼロッテのおしくらカード https://www.chichi-pui.com/posts/b9e13b62-85fb-4c32-8184-64c1afedd19d/
【追記】第3夜も2026年3月13日のデイリー8位、SDXLで2位、#オリジナルで7位でした~🌟
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- Strength 0.65
- Noise 夜の物語もバナナ...
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