【ソルシエラ】星の選定 ― ソルシエラ降臨
『かませ役♂に憑依転生した俺はTSを諦めない』
第35話
「 美少女ならどんな悲劇にも間に合う」
よりインスパイア
『トウラク、上!』
ルトラの焦った声に弾かれたように上を見る。
そこには、一人の少女がいた。
風に揺れる蒼銀色の髪、おとぎ話のような服。この夜空において何よりも黒い大鎌。
そして、彼女を中心に空に展開された巨大な魔法陣。
見たこともない魔法陣が、遊園地全体を覆うように青紫色に光を放っている。
「……ソルシエラ」
隣で、ミハヤがその名を呼んだ。
ああ、そういえば彼女はそう呼ばれているのだ、とトウラクは呆然と考える。
そんな彼の手の中で、白亜の太刀は震えた。
『トウラク、駄目だ。逃げよう』
呪文
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