なりきり肩出し講談師ふーかちゃん
ふーかちゃんは浅草へ遊びに来ていた。
人力車に観光客が揺られ、賑やかな呼び込みの声。
その中で、彼女の目を釘づけにしたのは・・・
「肩出し講談師・談みすず 特別公演」
講談師なのに肩が出てる!?
ふーかちゃんの好奇心スイッチが一瞬でON!
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運命の出会い:談みすず
みすずの語りは、華やかで艶っぽく、
江戸の風景が目の前で動き出すようだった。
談みすず「――さても驚いた! 大川に潜む影の正体は!」
ポンッ!(張り扇の音)
観客のざわめき。
ふーかちゃんの胸ドキドキ。
ふーか「(な、なにこれ……かっこよすぎる!!)」
講談が終わる頃には、
ふーかちゃんはもう決めていた。
ふーか「私も肩出して語りたい!!」
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衣装レンタル店へ直行!
みすずのポスター横に貼られた小さな紙が目に入る。
> “肩出し講談師 なりきり衣装レンタルあります”
ふーか「(これは運命だべ……)」
気づけば店に飛び込んでいた。
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誕生! 肩出し講談師ふーか
鏡の前に立つふーかちゃん。
片肩だけ大胆に出した和装、
腰には仰々しい帯、
片手には張り扇。
ふーか「…似合ってる、私…っ!」
店員さんに褒められ、
勢いそのまま、仲見世通りで即興講談スタート!
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ふーかちゃん講談:浅草版
「時は令和!
浅草の街に突如現れた
肩出しの少女――その名も、談ふーか!」
ポンッ!
通りがかりの観光客たちがぱちぱち拍手。
外国人もスマホで撮影。
ふーかちゃん、満面の笑み。
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そして帰り道…
家に帰るとそのまま、
「父上! 母上!
江戸の興行は奥深いのでございます!」
ポンッ!
驚く家族。
テンションMAXのふーかちゃん。
そして満足げにひとこと。
ふーか「娯楽の歴史研究は体験型が一番だよ!」
(江戸時代の春画や昭和の風俗産業の研究等が趣味)
…心配ごとが増えた気もするけれど、
彼女が何か夢中になっている姿は
ちょっと誇らしい――そんな一日だった。
※ここから、先のストーリーは考えてませんw
カメムシクレイジーさん企画「うちの子ふーかちゃん」
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/357e6457-1d48-2488-2d79-21f32f53ccdb/
呪文
入力なし