小説『カボチャの悪魔&魔法奏者 ナンシー・フィール』【ニャンノ世界】
『カボチャの悪魔&魔法奏者 ナンシー・フィール』
パンポップキャンディは
ハロウィン、義務的ハロウィン
を行使しなくてはいけない
ことに、若干の、苦悩を滲ませながらも、其が、パンプキンおよび
カボチャの悪魔として生まれたからには、成さねばならぬことなわけであり、おまけに魔法創作会の
術者と契約したのであるし、
美味しいお菓子は大好きなわけなのだから、墓地にて彷徨える魂達に尋ねる。
「Trick or Treat」
其が善き魂か冥界からやって来た魂なのかは、判断せねば成せぬことだから…
この世は判断に満ちている。
満月、月は満ちた、さぁ、行こう
摩訶不思議なるお菓子の時間だ。
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パンポップキャンディを芯解とし、魔法創作会のニャンロッパ支部を拠点に活動し、ニャンロッパ地方の怪異および、事象を調査、研究している。
ナンシー・フィールは
駒盤のナンシーと呼ばれ、
チェック柄のワンピース
と同様に、怪異を駒として
手中に納める様は
優秀な魔法奏者と言えよう。
この世は終末で
いつなんどき、
終わりが来るか
悪夢および、厄災
冬の訪れなど
遥か彼方にいってしまった
黎環時代の愚かさの先にある
黙示録を越えた、この世の果てに
ナンシーは横軸と縦軸に
線を引き、事象を読むのであった。
呪文
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