【TSポンコツ女神】第56話 「四畳半プロと、ヒモ女神」
あぶ著
『異世界帰りのTSポンコツ女神、信仰ゼロから配信で生き残る!』
第56話
「四畳半プロと、ヒモ女神」より
俺は観念し、情けない顔でスマホの画面を雫に突きつけた。
「私が……妹に養われている『ヒモ』みたいで情けなくて! 少しでも、兄として雫さんに胸を張れるようになりたくて……っ! でも自分で稼ごうとしたら、現代のAIに身分証を全ブロックされて無一文なんですわァァァーッ!」
四畳半に、俺の情けない自白が虚しく木霊した。 数秒の静寂。
「…………」
俺のスマホ画面と、俺の涙ながらの弁明を聞いた雫。 彼女は、数秒だけきょとんと目を瞬かせた後――「ふふっ」と、優しく、どこか嬉しそうに吹き出した。
呪文
入力なし