【夢エリ】幻は所詮幻に過ぎない
…まあ予想はできましたけどね。夢幻宮が如何に夢と幻に彩られた難攻不落の魔宮であったとしてもうさ耳の騎士を中心とした向こうの戦力の充実ぶりと団結力、常夜将軍の頭数をそのまま戦力として数えるには不安があるこちらの状況を比べればミオタン様の力があるといえど、無策では押し切られるのは目に見えてました。
可能な限り抗ってやろうと防衛戦略を練っては陣を敷き考えうる戦術と己のバフ・デバフ魔法を駆使し、目の前の戦いではいくらでも勝利することはできても不利な流れは覆せませんでした。向こうの間者や間諜も思う以上にこちらに食い込んでいたようで情報はほぼ筒抜け、わたしの目の前の戦いも大きな流れを変えるには至らない…そう、大勢に影響しない瑣末な戦を『戦わされてた』ようなもの。ミオタン様あっての組織とはいえ軍師であるこのわたしがこの体たらくでは全体での勝ちは望みようがないですね。対応させないといけない戦いでこちらがさせられてる時点で、負けなんですよ。
夢幻宮も消え去りこれまでの暗い夜空や淀んだ空気ではなく眩しいばかりの青空と爽やかな風が辺りを包みます。長く夢幻宮の中にいたせいか悪魔であるわたしにも心地よく感じますね。悪魔でもそうでなくてもおいしいと感じる空気は、同じなのかも知れません。こんな長閑な場所に夢と幻とまやかしに彩られた魔宮があったなんて、今初めてここに来たばかりの方は信じられないかも知れないですね。
幻は所詮、幻に過ぎない、見えなければ信じようもない、そういうことなのでしょう。
ミオタン様の消息は杳として知れず…、まあ殺しても死なないような方ですしそこまで心配はしてないですが。
わたしはこれからどうしましょうか。魔法や戦術、戦略、組織運営…悪魔としてもまだ子どものわたしに勉強できることは山程ありますし、まずは己の研鑽に努めていきましょうか。負けた身で癪ではありますが獣耳の王国の図書館にお世話になるのもありでしょうか。入れてもらえるのであればですが(´ε`;)ウーン…。
そして次に戦う機会があれば次は勝てるよう精進を重ねましょう。
ミオタン様がもしかまた帰ってきたら…また臣下の礼をとるかはまたその時考えましょう。わたしが魔王になるのもありですが色々面倒そうだし、やめときます^^;
とりあえずは今は…この辺りを散歩してみましょうか。
今日は本当にいい天気ですね」
いわしまんさんの「夢エリ」企画、夢幻宮の崩壊も含む終盤のストーリーが提示されたのを受けもう一つ投稿をしてみました。
夢幻宮が崩壊したあとのエピローグ的なお話を考えてみました。夢幻宮がなくなると夜じゃなくて明るい青空になるよな…ってイメージしたところから作った画像とキャプションになります。
ストーリーが提示される前から戦いの流れは魔王サイドから見るとかなり不利である、という認識で委員長ちゃん=ユカナーディアを作ったので不利を承知で戦ってる部分は大きそうというイメージでした、ミオタン様や他の常夜将軍の皆さんはそうは感じてないか感じてても委員長ちゃん同様己の力で不利を跳ね返すくらいなのかと想像してみます。
トップ絵はGRYPHON→V4Bで、2・3枚目はGRYPHON、4枚目は外部生成になります。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 30
- Scale 10
- Seed 520477065
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0.46
- Noise 0.25
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- Sampler DPM++ 2M Karras
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- Noise 0.25