『幼女の寝起き』ユイ・リフテシアは、両親から奴隷商会に売られる
『……? あ、れ……? お母、さん……どこ?(´Д⊂ヽzzz』
朝になり、自分の部屋で目が覚める美少女の女の子《ユイ》――
彼女はいつものように母親と一緒に二人で寝ていた……筈だった。
しかし、翌朝……ユイ以外は誰もいなくなっていた。
ユイ
「……お母、さん? お父さん……? どこ?」
ユイは不思議に思い、母親だけでなく、父親もいなくなっていた事に気づき、家中を探し回る。
でも――二人の姿は見つからなかった。
一体、どこに行ったんだ?
こんな幼気な少女を置いて……
…………
……まさか、置いて出て行ったなんて事は――(;・∀・)え
すると――
その予感は、的中してしまう事になる。
ドンッドンッ!
ユイ
「ひゃっ! な、なな、なに……? 急にスゴイ音が――」
誰だか知らないが、家の入口のドアを強い力で叩いた音が聞こえた。
???
(おい! さっさと開けろ!! いるんだろ!?)
ドアの向こう側からは、男の声が荒げるような口調で怒鳴っていた。
ユイはその声にすっかり怯えてしまい、動けなくなっていた。
???
(ちっ、しょうがねぇ……このドアをぶち破るぞ! いいか、野郎ども!?)
そう言った後、しばらく無音になり……
そして――
ドガァアーン!(ドアが壊れる音)
ユイ
「きゃぁーー!」
ドアが壊れる衝撃音に驚き、悲鳴をあげるユイ。
すると男は、ドアを壊した後に、家の中へと入ってきた。
???
「ん? なんだよ、そこにいたんじゃねぇか! よぉ、探したぜ。へっへへ。さぁ、お嬢ちゃん、行こうか」
ユイ
「ひっ! あ……ぁ、い、嫌――こ、こないで……お、お母さーーん! た、助けっ――んぐっ、むぐぐ!」
叫ぼうとした瞬間、素早い動きで男の仲間が彼女の口を塞ぎ、身動きを取れないように拘束する。
自分の身が危険だと感じた彼女は、怖くて身体が震えていた。
???
「あん? なんだぁ~? ビビってんのかぁ? そりゃしょうがねぇな。おい! めんどくせーから、そいつを担いで運ぶぞ! その方がてっとり早いからな」
??
「へい、わかりやした!」
そして――
怯えている彼女を無理やり担いで、そのまま家を出て行ったのだった。
ユイ
(ゔっ――お、お母、さ……ん)
*****
【作者コメント】
・お疲れ様でございます(*´▽`*)
ちょっと今回は、違ったストーリーとなっております。
果たして、ユイちゃんは無事なのか……両親は、何故彼女を――(;´Д`A ```
ありがとうございました<(_ _)>
*****
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