~精霊王女様は、人間界のお祭りに行きたい~『お忍びメイドと秘密のお祭り』《世界最強の魔法使いは、癒されたい》
『人間界のお祭り、行ってみたい! ――』
* * *
精霊界 ミリィのお気に入りの場所(秘密の寝室)——
精霊界の第一王女〝ミリシア・ハーヴァリィ・バレンタイン〟もとい、ミリィは……
その名は、世界中に知れ渡るほど有名で、誰もが憧れる存在だ。
だが、その日彼女が身につけていたのは、煌びやかな王女のドレスではなく、青と白を基調とした可憐なメイド姿だった。
ミリィ
「今日は、お忍びなんだから……バレないようにしないとねっ!」
どうしても行ってみたかった、人間界で開かれる春のお祭り。
屋台に並ぶ甘いお菓子、カラフルな装飾、賑やかな笑い声――
ミリィの好奇心は抑えきれず、こっそり精霊城を抜け出したのだ。
〝飛行魔法(フライング)!〟――
ミリィ
「なんとかこっそり抜け出せたのはいいけど、精霊門までまだ少しかかるから、気を引き締めないとね」
どこまでも綺麗な風景が続く精霊界。
風に揺れる木々の音を聞きながら、ミリィは急いで飛行魔法で上空へ舞い上がった。
けれど、過剰な魔素(エーテル)の使用は、大陸全体に張った王城の結界に感知されてしまう危険がある。
ミリィ
「魔素(エーテル)、抑えなきゃ……これ以上は目立つし……」
そう考えたミリィは、森の中に着地することにした。
朝露の残る柔らかな地面に足をつけ、息を整える。
彼女の瞳は、まだ見ぬ祭りの光景に輝いていた。
ミリィ
「あと少しで精霊門……ふふっ、楽しみっ♪」
小枝を踏む音すら愛おしいように、ミリィは森の中を軽やかに進んでいった。
だがこの冒険の先に、自分が予想もしない運命が待っていることを、まだ彼女は知らない――。
ミリィ
「よぉ~し、到着! えっと、それじゃあ魔素鍵(エーテルキー)を外して、それから――」
果たして、彼女は無事に人間界へ辿り着けるのだろうか?
今日はここまで。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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【オリジナルショート動画はこちら↓】
■閑話「精霊王女様は、人間界のお祭りに行きたい」
⇒ https://x.com/MiliyAtowanetto/status/1913758975763615877
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【作者コメント】
・皆様、お疲れ様でございます<(_ _)>
今回のお話は、精霊界編のお話しで、まだミリィが精霊界に居た頃のストーリーです。
この頃から好奇心旺盛で、ずっと気になっていた人間界のお祭りに行きたいと常に願っていた彼女は、
こっそりと精霊城を抜け出すなど、思い切った行動に出てしまいます(;^_^Aアハハ ←本当はダメな事です!
・さてさて、次回はいよいよ人間界!? 乞うご期待下さいね(*´▽`*)ぬふぅ♪
・使用素材…動画編集『Filmora』様/イラスト『ちちぶい』様/文字入れ『Power Point / sai』様。
最後まで見て頂き、ありがとうございました!
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