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君の部品は一等賞

使用したAI niji・journey
足の速さで一等賞。
学校で?町内で?日本で?世界で?
1秒後も?10秒後も?3日後も?1ヶ月後も?10年後も?
一回だけなら?10回やったら?一万回やっても一等賞?
”足の速さ”はきっと多くは一番速くなくて、一番遅くもない。
多くのみんなが持ってる物差しな気がするな。

顔の形。手の形。血液型。内臓の形。思想の形。宝物の形。
いろんなものに点数をつけて言ったらみんな一番悪くも、よくもない。
だいたい真ん中辺のパーツを持ってる。
点数をつけるのが野暮なものも、いっぱいあるけどね。

君はオンリーワン。
でも、君を形つくってる持ち物はきっと多くの人が持っている。
つまり、君は選ばれし一人でなくて、この世界に取り残された一人でない。
孤立してなくて、孤高でもなくて、一匹オオカミじゃなくて、
一番星には煌めくたびに席替えをする。

無粋だけど金メダルも一回こっきりの比べ合いだもの。
絶対な能力の測定、じゃあないよね。
でも、そのたった一回を物にできるかがとっても重要だったりするんだけれど。
だって、真剣を向け合う勝負だったら次はない、からね?

だから不安にならなくていい。
一番よくもなくて、一番悪くもないパーツの集合体がぼくらなのだから。
君はどっかを切って分けなきゃ一番劣ってないし優れてない。
それも世界ランキングからしたら、まだまだリストの6合目。いいや隅っこも隅っこさ。
そして良くも悪くもぼくらは集合体。
どれかひとつ切り出して、ああだこうだいったって。
そこも僕だけど、手だけが僕じゃないよっていってやればいい。
いいや、その手の細胞一個切り取って僕の総てを知った気になるなって。
誰に?自分を否定する自分にね?

君は劣っているさ。どこかが一番でもなく中途半端に。
君は優っているさ。どこかが一番でもなく中途半端に。

あるいは星がきらめくように、ちょこちょこ一等賞をとるけれど。

お星さまになった時は威張ってもいい。誇っていい。おめでとう。
でも、その欠片は君の総てじゃない。
いつか煌めきを失って、自分が石ころに思えても。
それは君の総てじゃない。

君の身体は星空のように瞬いているのだから。

呪文

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