お楽しみのお昼ごはんの時間がやってきて今日のお弁当はなにかなとワクワクしながらフタを開けてみたらタコさんウインナーがぎゅうぎゅう詰めに入っていて開けた瞬間に…
お楽しみのお昼ごはんの時間がやってきて今日のお弁当はなにかなとワクワクしながらフタを開けてみたらタコさんウインナーがぎゅうぎゅう詰めに入っていて開けた瞬間に未知の生命がもわっと目を覚ましたみたいな気配が立ちのぼり赤い足たちがうねうねと踊るように絡まり合いケチャップの照りがまるで瞳のようにギラリと光ってこれはもう昼食ではなく遭遇であり箸を握る手は震え尻尾はふくらみ耳はぴんと立ち困惑と空腹が綱引きを始めた結果どちらも勝てずかろうじて思考できたのはタコさんウインナーこんなにタクさんクエンナーという謎の呪文だけで自分でも意味がわからないまま恐れおののくキツネ
呪文
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