LHA-7 USS TRIPOLI
2019年から配備されていた強襲揚陸艦 LHA-6「アメリカ」に代わり、2025年6月23日に強襲揚陸艦として佐世保基地へ新たに配備されました。
アメリカ級強襲揚陸艦の2番艦。(フライト0)
アメリカ海軍所属艦艇の同名の強襲揚陸艦としては2代目、
先代は1995年に退役したイオー・ジマ級5番艦「トリポリ」(1966年就役)。
中東地域を管轄するアメリカ中央軍は3月28日、上陸作戦を遂行可能な、長崎県の佐世保基地を母港とする強襲揚陸艦LHA-7「トリポリ」や、沖縄県に駐留する第31海兵遠征部隊などが3月27日に中東地域に到着したと発表しました。
【LHA-7 USS TRIPOLI】
ワスプ級8番艦LHD-8「マキン・アイランド」をベースに設計が実施され、45パーセントが共通となっています。
ただし、航空燃料の搭載量の増大などの影響で、排水量は約4,000トン増加しています。
また、ウェルドックの廃止により航空運用機能を強化した発展型として、2007年・2012年に各1隻が建造発注されましたが、これら「フライト0」は、舟艇の運用能力が低いことが問題視されたため、ウェルドックを復活させた「フライト1」が2016年にLHA-8「ブーゲンビル」として建造発注されました。以後、2022年にLHA-9「ファルージャ」建造発注、建造発注予定LHA-10「ヘルマンド・プロヴィンス」。
「マキン・アイランド」ではワスプ級1~7番艦と比べて多くの点が変更されていますが、最大の変更点は機関部と思われます。
従来のワスプ級では蒸気タービンを搭載していたのに対し、同艦は主機関にCODLOG方式(電気・ガスタービン複合推進:hybrid-electric propulsion system)を搭載して就役したアメリカ軍初の艦であり、本級も同様の機関を採用しています。
2014年3月5日 ミシシッピ州パスカグーラのインガルス造船所で起工。
2017年5月1日 進水。
2020年7月15日 造船所において就役。
母港 長崎県佐世保市 佐世保基地
満載排水量 45,570トン
全長 844ft(約257.3m)
最大幅 106ft(約32.3m)
機関 CODLOG方式
COmbined Diesel ELectric Or Gas turbine:
コンバインド・ディーゼル・エレクトリック・オア・ガスタービン
低速・巡航時は、ディーゼル・エレクトリック方式による電気推進を使用し、高速時にはガスタービンエンジンによる機械駆動に切替えて推力を得る方式。
低速・巡航時にはガスタービンエンジン、高速航行時にはディーゼル発電機と電動機が未使用となり、重量では不利となりますが、システムが簡素化できる利点があります。
高速機と低速機の切り替えは12ノットが基準とされています。
ワスプ級の7番艦まで搭載されていた蒸気タービン主機関と同等の出力を備える一方、燃料消費を半分以下に低減できるという低燃費性を達成しています。
主機
低速機:ディーゼル発電機×6基 24,000kW(約32,200HP)
補助電動機×2基 約7,460kW(10,000HP)
高速機:
GE LM2500+ ターボシャフト・ガスタービンエンジン×2基 約52,200kW(70,000HP)
推進
ロールス・ロイス製直径5m可変ピッチスクリュープロペラ×2軸
速力 約22ノット(約40.7km/h)
航続距離 9,500海里(約17,590km)(20ノット巡航時)
乗員
士官:65名
下士官兵:994名
海兵隊員:1,687名~1,871名
兵装
発展型シースパロー短SAM Mk 29 8連装発射機×2基
RAM近SAM Mk 49 21連装発射機×2基
Mk 15 20mm ファランクスCIWS×2基
Mk 38 25 mm 機関砲×3門
Mk 95 12.7mm連装機銃×7基
搭載機
・制海艦運用の場合
V/STOL機を中心に20機前後
・通常時
V/STOL機6機及び回転翼機を加えて合計約30機
呪文
入力なし