五十嵐響子の温泉リポート
響子は少し赤くなった頬を抑えながら、プロデューサーに宛てたビデオレターを撮るような気持ちで、独り言のリポートを始めました。
「えへへ……。誰もいないからって、一人でリポートの練習なんて……ちょっと恥ずかしいですね。でも、頑張ります! ……コホン。」
「みなさん、こんにちは! 五十嵐響子です。今日はとっても素敵な雪見風呂に来ています。見てください、この真っ白な雪! なんだか、炊きたてのご飯みたいにふわふわで美味しそう……なんて、食いしん坊なこと言っちゃダメですね。」
響子はゆっくりとお湯に体を沈め、幸せそうに目を細めました。
「ふぅ……。お湯加減、最高です。熱すぎず、じわーっとお肌に染み込んでいく感じ……。これなら、お風呂上がりのスキンケアも楽しみになっちゃいます。あ、そうだ。お風呂から上がったら、プロデューサーさんにも温かい飲み物……あ、今は一人でした。癖でつい……。」
自分でおかしくなったのか、響子はクスクスと笑いながらお湯を掬います。
「泉質は少しとろみがあって、まるでお出汁……じゃなくて、上質な美容液に浸かっているみたいです。これでお掃除や家事の疲れも、全部溶けていっちゃいそう。……あ、あそこに雪だるまが! 誰が作ったのかな? 小さくてとっても可愛いです。」
「……はぁ。なんだか、心がとっても穏やかになります。……プロデューサーさんにも、この景色を見せてあげたいな。……いつもお仕事頑張ってくれているから、たまにはこうして、のんびりしてほしいです。」
「……あ。のぼせないうちに、そろそろ上がらなきゃ。……あがったら、湯冷めしないようにしっかり準備して……。……よしっ。以上、五十嵐響子の温泉リポートでした!」
呪文
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