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Prototype 2024-04-02

使用したAI NovelAI
両親が結婚二十周年のお祝いで、家を留守にしてる矢先、俺は季節外れの風邪をひいて寝込んだ。
友達との約束をキャンセルして、妹の初海は俺の看病をしてくれた。

俺の寝室に、身体を拭きにやってきた初海。服を脱がせて、濡れたタオルで身体を拭いてくれる。
触れあうほど近くに身を乗りだされ、離れようと見下ろした拍子に――かがみ込んだ胸元の、隙間が目に入った。

「…………ッ!!」
「きゃっ!?」

初海からタオルを引ったくり、無我夢中で背中を向けた。
その背中に、初海が後ろから両腕を回してくる。

「ばっ……な、何やってんだ初海。冗談でも、そんなこと……」
「……あたし、知ってるよ。アニキが押入れの奥に、妹とその……えっちなことをする漫画、隠してるの」

さっと全身の血の気が引いた。よりにもよって、初海に見つかってしまうなんて。
いつの頃からか、俺は初海を妹としてでなく、異性として意識し始めていたのだ。初海のことが誰よりも愛おしい。もっと、触れたい。抱きしめたい。――初海と、⬛⬛⬛⬛が、したい。

こんなものは、一時の気の迷いに過ぎない。何度も、何度も、そう言い聞かせてきて、それでも抑えられなくなった時、衝動的に本屋で買ってしまったものだった。
見つからないよう、隠してきたのに。初海にだけは、絶対に知られてはいけなかったのに。

「ごめんな、初海。あの時は本当に、どうかしてたんだ。嫌、だったよな。あんなもの見せられたら」
「……ねえ。アニキはさ……あの漫画でその……オナニー、したの?」

羞恥心でどうにかなりそうな俺の耳に、初海が消え入るような声で、そっと呟く。

「あたしは……ね。したことあるよ。アニキのことを思って、今までに何回も」
「初海……今、なんて」
「さっきだって、洗濯カゴに入ったアニキのパジャマを見つけて……。これにアニキの匂いが、いっぱい染みついてるんだって思ったら、もう我慢ができなくなっちゃって……脱衣所で、一人でしてたんだ」

初海の生々しい告白を耳にしていると、実際に居合わせていたわけでもないのにその時の光景が目に浮かぶようだ。

薄ぼんやりした明かりの灯る、人気のない脱衣所。カゴの中の汚れた上着に鼻を押し付け、その匂いを堪能するようにゆっくりと深呼吸をする。
まるで強力な媚薬に冒されたみたいに脱力し、ひんやりとしたフロアタイルの上にへたり込む。真っ赤に染めた顔をパジャマに埋めたまま、自分の指をおそるおそる、熱を帯びた下腹部へと伸ばしていく。

「アニキの匂いを嗅いでるだけでもう、たまらなくって……何度も、何度もイっちゃって……。本当はあたしだって、アニキを困らせちゃダメだって……そう思ってたはずなのに。家には今、あたしとアニキの二人きりなんだって思ったら身体が疼いて、止まらなくなって……こうしてアニキのこと、誘惑しに、来たんだよ……?」

その言葉に思わず振り返った先にある妹の顔は、俺以上に真っ赤に染まっていた。

呪文

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