そうよ、貴方の先輩ね。それじゃあ、貴方がこの世界に呼ばれた理由を話していきましょうか。(キャプションへ)
沙羅 「代替え?」
葉月 「そう。まずこの世界のことから。この世界は女神と神龍の2神が創造して、女神は人間の神、神龍は闇の住民の神を担当したの。で、周期的に魔王が復活し、世界に介入できない女神の代わりに私たちの世界からの転生者が倒す。ここまではよくある話ね。でもこの女神は用が済んだ転生者を、貴方が会った神龍に食べさせていたの。」
沙羅 「ええっ!?」
葉月 「転生者が魔王を倒し人間側が必ず勝つが、用済みの転生者を神龍が食べることを盟約で結んだ。女神は人類の勝利、神龍は転生者の魔力が高い芳醇な魂を味わう。このサイクルが完成した。でもイレギュラーが起きた。」
沙羅 「?」
葉月 「女神が男の転生者を好きになってしまったの。本来ならサイクルを崩せばこの世界の崩壊の危機。でも彼女は自分の欲望を優先した。その男を殺さず天界に幽閉し、代わりに次の転生者を呼んだの。そしてサイクルを続けた。まるで自転車操業よね。」
沙羅 「・・あ。」
葉月 「私は、女神のお気に入りの代替えで呼ばれたのよ。それに途中で気づいた私は逃げた。女神は怒ってこの世界の人々に、赤目の魔女、私のことを処刑し神龍への供物にという神託を下したの。あなたが処刑されそうになったのはこのことが原因ね。」
沙羅 「紛い物めって言われた・・」
葉月 「貴方の前にも私の代わりに呼ばれた人たちがいた。その人たちは神託によってあなたのようにすぐ捕まり処刑され神龍の餌になったわ。でも今回あなたが初めて神龍から逃げ出せた。これはあなたに魔力の女神の祝福がないからよ。」
沙羅「祝福?」
葉月 「赤目が女神の祝福の証、いわゆるチートよ。貴方には魔力がなかった。神龍は今まで魔力が芳醇な魂ばかり食べてきた。食わず嫌いを起こしたのね。でもそれのおかげで貴方は助かり、私と出会った。」
呪文
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