私は、魔族から人族に『転生』しちゃいました!
「おはようございます! 先生!」
雪が降り、でも桜が咲いている季節。
魔素(ロド)が豊富で満ち溢れている世界――『リスタリア』
今日は新入生歓迎の晴れの舞台、魔術学院アーカディアの入学式である。
リメリアは、学院の前に立っていた魔術講師に、明るく元気な声で挨拶をした。
リメリア
「…………(これで、いいんですよね? 後は、何事もなく学院の中へと入れば――)」
少し緊張している表情をしながら学院の方へと向かう。
すると――
ざわざわ……
…………ざわ、ざわ。
彼女が学院門を潜り抜けると、周囲に居た他の学院生達が、彼女を見つめてざわつき始めた。
その視線に当然、彼女も気づく。
リメリア
(……何か、私……注目を、浴びているような……気の、せい――?)
好奇な視線が気になるが、それを気にして遅刻する訳にもいかず、何事もなかったように平常心で歩いて行く。
すると、その姿を見た学院生たちは――
「ねぇ? あの子、誰だろう? 新入生かしら? ――すっごく、綺麗な子ね」
「まるでお姫様みたい! 私、お友達になれないかなぁ」
リメリア
「…………っ」
あと少しの所で学院内に入れたところで、リメリアは顔を赤くして照れる様子を見せる。
褒められることなど、魔界ではなかったからだ。
咄嗟に恥ずかしい気持ちを抑え、猛スピードで走り去ってしまった。
* * *
このお話は、これから始まる、彼女(リメリア)の波乱万丈の学院生活の物語。
人族としての生き方を学び、無事に最後まで卒業できるのか。
――魔族から転生した、一人の女の子の話である。
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
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- Steps 42
- Scale 8
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- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength 0
- Noise 1
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