翼ある居候
「おかえりなさい! 今日からよろしくね」
彼女はぴょんと跳ねると、無邪気に笑った。
「……翼、本物か?」
「ええ、もちろん! 羽根の手入れは大変なのよ」
さらりと爆弾発言をする彼女に、俺は頭を抱える。
「どうして俺の部屋にいるんだよ」
「上の方が退屈でね。美味しいものや楽しいことがあるって聞いたから、勢いで飛び降りてきちゃった」
勢いという言葉で片付けるには壮大すぎる。
「で、これからどうする気だ」
「うーん、とりあえずお腹空いたわ。何か食べさせて!」
彼女は無邪気に首を傾げる。拒絶する理由も見当たらず、俺は冷蔵庫へ向かった。この奇妙な共同生活、案外悪くないかもしれない。
呪文
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