【女神図鑑:トヨウケビメ―日本神話】
ご利益:農業守護、漁業守護、諸産業の繁栄
主な神社:伊勢神宮外宮・豊受大神宮(三重県)、籠神社(京都府)、奈具神社(京都府)
トヨウケビメは、伊勢神宮の外宮に祀られる女神で、別名を御饌都神といいます。
内宮のアマテラスの食事を司る存在として知られます。
『古事記』によると、イザナミの尿から生まれたワクスムヒの娘で、天孫降臨のところで「登由宇気神」の名で「外宮にいます神」と記されるのですが、もともと丹波国の奈具社(奈具神社)のご祭神だったようです。それが、雄略天皇の時代、アマテラスから天皇に、食事の世話をする女神を呼んでくれというお告げがあり、伊勢の山田原に社殿を建ててトヨウケビメを迎えたというのが、外宮の始まりになります。(『止由気神宮帳』)
ただ興味深いのは奈具社に至るまでの来歴でして、『丹波国風土記』逸文によると、トヨウケビメはもともと天女だったそうです。地上に降りて丹波で水浴びをしていたところ、卑しい夫婦によって羽衣を隠され、天に帰れなくなってしまった天女が夫婦に酒造りを教えたのちに追い出されて放浪し、奈具の村にトヨウカノメノミコトとして祀られた。酒造りに通じたため、その原料の稲の神として信仰されたとのこと。その後、伊勢神宮に祀られ、アマテラスの食を司る神となったというわけで、かなりご苦労をされた女神様のようです。
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●外宮では、こうした来歴にちなみ、毎日2回「日別朝夕大御饌祭」が行われています。アマテラスとトヨウケビメに食事を捧げる儀式で、食事を調える役割がトヨウケビメにあるため、外宮で執り行われるのが原則です。
…日本神話は話が尽きません(´・ω・`)
●イラストは、古墳時代末期の雄略朝の雰囲気を再現しつつ、いつもの巨大神格で描かいてもらいました。1枚目がGPT、2・3枚目がCopilotです。どうもCopilotは仏像みたいな顔にされてしまいます。
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