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【マタタビ】3.メイドカフェ“ポームム”

使用したAI その他
(前の話)
【マタタビ】2.コンペイトウ
https://www.chichi-pui.com/posts/9df24893-fff8-492e-8144-5e118c4fca25/
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 俺たちは、店の主人に言われたとおり大通りを歩き、日が傾き始めた頃、その店にたどり着いた。

「ここが、ポームムか」
 
 店の外観は、周囲の派手な看板や露店とは一線を画すデザインで、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。

「ここに、“星の樹”の情報があるんだね」

 シロは、店の看板を見上げて言った。

「情報が集まる場所というのは、たいてい何かしらの秘密を抱えている。用心しろよ」
 
 警戒心のないシロに変わって、俺は、気を引き締めた。店の扉の前に置かれていたベルを押すと、やがて店員が笑顔で扉を開けた。

「お帰りなさいませ、お嬢様」

 店員は、そういうと恭しくお辞儀をして、シロを出迎えた。店の制服なのか、店員は、シックなデザインのメイド服を身に着けていた。伝統的なスタイルで、白いエプロンが清潔感を演出している。襟元や袖口には細かいレースの装飾が施されていた。

「お嬢様? 私のこと?」

 シロは、首を傾げる。そんなシロの様子を見て、メイド服の店員はクスッと笑う。

「お客様は皆、私たちのご主人様、お嬢様なのです」

 なるほど、そういうコンセプトの店か。かなり昔、崩壊前の世界でも、店員が皆メイドの格好をしている店が流行っていた時代があったそうだ。この店も、その類いなのだろう。ただ、俺が情報として知っているそれよりも、本格的で落ち着いた店のようだ。

「私、シルエラと申します」

 シルエラと名乗ったメイドは、ピンク色の髪をツインテールに結んでいた。手入れの行き届いた艶のある髪が、彼女の動きに合わせて滑らかに揺れる。

「お嬢様、お部屋までご案内します」

 シルエラは、一礼すると、店の奥の方に向かって歩き出した。シロは、お嬢様と呼ばれることに首を傾げつつも、シルエラの後についていく。俺もその後に続く。どうやら俺のような猫は、ご主人様としての扱いは受けないようだ。入店を断られるよりはマシだが。

 ポームムの店内は、外の喧騒とは対照的に、穏やかな音楽と暖かい照明で満たされていた。メイド服に身を包んだ店員たちが、優雅にテーブルを巡り、客たちに微笑みを投げかけている。

 そして、メイドたちを観察していて気づいたが、ここのメイドたちは皆人間ではなく、シロと同じ汎用人型アンドロイドの“シンカロン”だった。シンカロンは、様々な職業についており、人類の代替労働力として社会に受け入れられているが、一目でそれとわかる機械部品の装着が義務つけられている。目の前を歩くシルエラも、スカートの裾から機械の脚がのぞいていた。

 しかし、ここにいるメイドたちは、通常のシンカロンと比べて、はるかに人間らしかった。見た目だけの話ではない。体の動かし方や所作、表情、それらすべてが人間と区別がつかない。おそらく、彼女たちはただのシンカロンではない。メイド服の着こなしや、人間と見まがうほどの精巧な造り、洗練された優雅な佇まいから想像するに、崩壊前の世界で裕福層向けに開発されていたハイエンドタイプの“バトラー型シンカロン”、その生き残りだろう。

 だとすると、ますます気を引き締める必要がありそうだ。なにせ、バトラー型シンカロンは、使用人としての業務一般遂行能力に加え、有事の際の“潜在的脅威に対する実行力”として様々な武装を施されていたからだ。そうとは知らず、呑気にシルエラについていくシロを見て、短くため息をついた。何事もなく、店を出られればよいが。

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(次の話)
【マタタビ】4.ミルク
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全体公開

✍️【新カテゴリ対応】イラストマンガの考え方と制作過程 2026年6月10日から新しく『マンガ』カテゴリが新設されました! そこで今回は普段私がやっているイラスト漫画の作り方や、制作時にどんなことを考えているかを紹介してみようと思います。 今回は技術解説というより、普段どんなことを考えながら作っているかを紹介する記事です。 ※説明用イラストは2月のもので、バレンタインデーの内容です。 ✅(1)始め方:主役となるキャラクターを作る まずはキャラクターから作ります。 なんでも良いので、好きなキャラクターの立ち絵ぽぃのを作ってみます。 これは、『この子を使ったストーリーを作る』というイメージが出来ればokです。 最初からイメージが固まっていれば特に必要ないです。 今回は、①のような女の子を使うことにします。 ✅(2)ストーリーに合わせてシーンを量産してみる 次に①の女の子のストーリーを考えます。 今回は当時の季節(バレンタインデー)に合わせてチョコレートを渡す話にしました。 ②~⑦という感じに低い解像度で粗い絵で良いので何枚か作ってみます。 その中からシーンに合いそうなものを選びます。 ①の時点で女の子の性格も決めておくと選びやすいと思います。 今回はわりと陽キャ寄りでちょっとドジっ子が入った感じにしようと思いました。 ✅(3)気に入った絵を仕上げてセリフを入れる ②~⑦のラフの中から2枚選んで⑧⑨と綺麗に作り直してセリフを入れます。 今回は長く話を作らず1シーンだけなので1枚ずつ仕上げて終わりです。 マンガカテゴリに投稿する場合、ちゃんとストーリーが織り込まれているか確認しましょう。 ⑧⑨を使って長く作る場合は、チョコを渡す瞬間や渡した後のリアクションなどを追加していってページを増やします。 その際も(2)の要領で作って、作りながら調整して完成させていきます。 ✅(4)ボツになったラフを別の漫画のベースにする ラフもただ作っただけではもったいないので、その中から別のアイデアを見つけることもあります。 例えば、⑤ではチョコではなくお弁当を持っていて今回の話では使えませんが、⑩のお弁当を渡す話になりました。 そちらでは似たような衣装を使いつつ髪色を変えたり、性格を陰キャ風にしてちょっと鬱ぽぃストーリーを作ってみました。 ラフを作っていると当初の予定と違うアイデアが出てくることがあります。 当初とは別の流れに持っていったり、違う話に使ったりなど、わりと活用することも多いです。 ✅(5)出来上がったら「読者目線」で何度も読んでみる これは意外と重要で、ひとまず完成したら順番に並べて何度も読んでみます。 そうすると、このシーンはちょっと飛んじゃっててわかりにくいので間に1枚足そうとか、セリフがいまいちだなぁとか出てくるので修正します。 💬 よくある(かもしれない)疑問にお答えします 💡Q『なぜコマ割りしないの?』 コマ割りしないでなぜ1枚のイラストにセリフを入れただけにしたのかは、単に簡単で楽だからという理由です。 12枚作るのに半日くらいで出来るので週末などに気軽に作れてお手軽です。 あとは、私がストーリーを考えるのは好きだけど、いわゆる漫画のコマ割りが苦手なのでセリフを入れて漫画ぽく作っています。 それと、あくまでメインはイラスト投稿サイトなので『1枚のイラスト(作品)』としても最低限耐えうるクオリティを残しておきたい、というこだわりもあります。 💡Q『なぜこのスタイルを始めようと思ったの?』 普通のAIイラストを作っていてすごく好みの女の子が出来た時にこの子の話が見たいなぁということで始めました。 この子はどんなことをしゃべるのか?どんな表情をするのか?違う衣装を着たらどうだろう?・・・とか気になってしまいます。 そのへんを妄想しながら作っているので、セリフ自体はわりと悩まずポンポン入れていっています。 絵を作ってからセリフを考えることもありますが、先に『このキャラに何を言わせたいか』を決めてから作ることも多いです。 💡Q『イラストマンガのどこが面白いの?』 これはやはり物語があるというところでしょうか。 1枚のイラストで妄想を広げるのも楽しいですが、具体的なストーリーを見るとさらに楽しいです。 頭の中でキャラが動き出すのを妄想するのが面白いです。 1枚絵の1コマなのでどうしてもコマとコマの間に飛んじゃってる感は出ますが、そこは読者の想像力で上手く補完してもらえるような、絶妙な1コマを作れた時が最高に面白いです。 💡Q『どんな基準で作品を作っているの?』 ①を作ってみて気に入ったらその子の話を作るという感じです。 また、こんな話を作ってみようかなと思ってからキャラを作ることもあります。 『深夜にケモ耳化してしまう少女』とか『迷子の子猫少女』は、キャラではなく話から作り始めました。 話の内容に関しては、基本的にハッピーエンド寄りですね。 バッドエンドも絶望感があって良いのですが、なんか後から気になっちゃうことが多いです。 話によってはバッドエンド寄りになることもまれによくありますが、やっぱり幸せになるお話が好きですね。 今後は、がっつりセリフが入った魔法少女モノの話なども作りたいなぁと思っています。 【使用モデル】 # Model: shiitakeMix v2.0 by Vsukiyaki # Model: Warishita-Mix v1.0 by Vsukiyaki

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