小説『寿司を食べて糧とする』【ニャンノ世界】
『寿司を食べて糧とする』
昔、懐かし、元祖を信条とする
寿司屋、黎都路寿司にて寿司を食す。
Pauz-Magia
「寿司、うまいか~」
いかを食べる
海苔巻きの中で
コリコリの食感
歯ごたえ雑群のイカ巻きは
再び食したいと思うほどに、
胸が高鳴るものであった。
お茶を飲んで、心を和ませつつ、
天井を見つめる。
「今日も厄災を撃破した…けれど、心は終天の波間にあるか…」
終末事変と比べれば
対抗する手段を人類は得たと
いえども…終わらぬ混沌…
この世の終わりの波間に揺れる
曇天じみた終焉の事象を
観測しつつ、寿司を食して
戦いに思う…
其が、今日、明日、明後日
唐突なる混沌に
巻き込まれようとも
戦えるのは、
美味しいものがあるからだった。
「黎都路寿司♪黎都路寿司♪」
古き良き寿司、
映えというものは
意識しない素材の味を活かした寿司を食べるために、
Pauz-Magiaは頑張るのだった。
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