多機能術式補助環《マルチ・キャスター》
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魔術と科学の産業革命は、魔術をより身近なものとした。
かつて魔術は、一部の魔術師や研究者だけが扱える専門技術だった。
術式の習得には長年の学習が必要であり、複雑な詠唱や魔法陣の知識も欠かせない。
しかし無限迷宮から安定して供給される魔術触媒と、魔術科学の発展によって状況は大きく変化した。
《多機能術式補助環《マルチ・キャスター》》は、その象徴とも言える魔道具である。
本装置は術式そのものではなく、「術式の設計図」を内部に記録することで、使用者が高度な理論を知らなくても魔術を利用できるようにした。
使用方法は極めて簡単。
小さな魔力結晶を装着し、登録済み術式を選択して魔力を流し込むだけ。
灯火、浄水、保温、方位測定、応急止血、など、旅や日常生活に役立つ術式を最大72種類(上位モデルは最大256種類)まで登録できる。
呪文
入力なし