リリアとの別れ
魔力が戻り、活気を取り戻した里には、感謝の言葉と笑顔があふれていた。
夜になると、村人たちは二人の功績を称えてささやかな宴を開いた。
宴が落ち着いた頃、美桜ちゃんとリリアは星空の下、静かな森の中で話をしていた。
焚き火の音が微かに聞こえる中、美桜ちゃんは次の目的地についてリリアに相談を持ちかけた。
「リリアちゃん、私ね……大魔導図書館に行かなきゃならないんだ。そこで元の世界に帰る方法を探すの。」
美桜ちゃんの瞳は決意に満ちていた。
リリアは少し驚いた様子を見せながらも、すぐに頷いた。
「大魔導図書館に行くなら、海を越えなきゃいけないね。そこに行くためには、まず港町に向かう必要があるよ。」
「海を越える……?」美桜ちゃんは目を丸くした。
「うん、大魔導図書館は海の向こう側にあるの。港町では船を手配できるし、旅人が多いから有益な情報も集まると思う。」
リリアは微笑みながら答えた。その言葉は、美桜ちゃんの冒険の次のステップをはっきりと示していた。
「なるほど!ありがとう、リリアちゃん!港町に行けばいいんだね!」
美桜ちゃんは手を握りしめ、次の旅への期待に胸を膨らませた。
翌朝、里を出発する美桜ちゃんを、リリアをはじめ村人たちが見送った。
見送りの列の先頭で、リリアが手を差し出す。
「ミオ、また会おうね!」
「うん!またね、リリアちゃん!」
二人は固い握手を交わした。
別れの寂しさを胸に抱きながらも、美桜ちゃんは笑顔で次の目的地へと旅立っていった。
続く
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あらすじ
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前回
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次回
今回でエルフの里での冒険は終わりです。
ゲストキャラのリリアの登場もここまでです。
ぽっと出のキャラでしたが、普段作ることのないキャラだったので楽しかったですね(*^-^*)
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