【ソルシエラ】役割としての救済
『かませ役♂に憑依転生した俺はTSを諦めない』
第56話
「役割と肯定」
よりインスパイア。
ぐらりと視界が反転する。
それが自分が倒れたのだと理解した時には既に、ミロクは床に伏せていた。
薬の効果が切れたのだ。
「ぁっ、ああっ……がぁっ」
震える手で必死にアタッシュケースのあった辺りを探る。
しかし、まともに思考ができるわけでもなければ自分の手の一つを自由に動かすことも出来なかった。
「っ、ああ」
呼吸をするのがやっとな状態のまま、ミロクがそれでも手を伸ばしていると不意に首に鋭い痛みが走った。
それから間もなく、徐々に体を覆っていた異常が薄れていく。
まず先に呼吸を整え、そして自分を見下ろすように立った小さな足を見た。
「大丈夫でしょうか」
「――は、い。ありがと、うござい……ます」
「礼は不要です。これも私の役割りです故」
呪文
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