【セナ】月下の邂逅 - 黒エルフと忠義の護衛
【小説家になろう掲載】きつね雨著:長生きTSダークエルフはひっそり暮らしたい〜今はごく普通の占術師なので、どうか放って置いて下さい〜本編①14 昔々あるところによりインスパイア
「良い香りだね」
長い両耳がピコリピコリと二度揺れる。それを近くで見ることが出来たロッタは、何故か感動を覚えてしまった。妖しい色気と子供の様な所作。やはり不思議で、そして似合ってもいる。
黒エルフは種族の特性としてエルフと違いが多い。基本的に大柄で、男女とも身体の作りが強いのだ。白エルフは華奢な者が大半だから対照的と言ってよい。そしてセナもかなり背が高く、何より各象徴の主張が激しい。簡単に言えば胸や尻が大きく、妖艶を体現する存在だ。反して腰が酷く細いので、その妖しさをより強くしているのだろう。
「頂いてよい?」
「ど、どうぞ」
揺れ動く色々なモノを見ていたため、セナの問い掛けに微妙な返ししか出来ない。ロッタは必死の思いで視線を外した。
僅かに見えた赤い舌、濡れた唇、コクリと蠢く喉。やはり視線が戻ってしまう。セナ=エンデヴァルへと。
「ん、思ってたよりずっと飲みやすいね。本当の事を言うとお酒は少し苦手なんだけど……」
苦手。それを初めて知ったロッタは冷や汗を掻いた。事前の情報収集不足であり、もし貴族間のやり取りであればかなりの失態となる。
「ロッタ君」
「……はい」
「んー、すっごく美味しいよ! 気に入っちゃった!」
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