【夢エリ】小説『アゴニーの奇妙な夢』【ニャンノ世界】
『アゴニーの奇妙な夢』
アゴニーは悩みながら眠りにつく
起きていても埒が明かないと
無理してでも瞼を閉じる…
すると、彼は睡眠中
奇妙で不思議な体験をする。
傍らには魔王と勇者が戦っており、其はスムーズに、着実に快方へと向かっている…しかし、
魔王と勇者が戦っているのに比べ、アゴニーのバイクは
おんぼろかと…、歩いた方が寧ろ、速いのではないかというほどに
ノロノロと呪いのような呪縛に満ち溢れていた…、
アゴニーの進む道は茨じみていて、其は彼が何かを作るにかけても、タイヤに軋む…薔薇の道であった。悩みし…苦悩、闇へ進みて芯解と成す…未だ、快方へと向かわず…むしろ、この苦悩は、晴れた後にも続くであろう…夢幻の如く、
深淵と相対する気持ちや苦悩は決して分かり得ない領域にまで達していた…報告は快方へと向かうことなく、破滅へと向かっていく…
沈みゆく真っ暗な旅に…、
アゴニーの気持ちは沈没へと沈み始めていた…この、孤独なまでに侵食した空間に脱しようと試みるが…其はイケナイコトデアルと、
夢幻宮の審判者が、現れ…
アゴニーに創作への旅路を強いる。
何が彼を追い詰めたのか…
一体、自由なようでいて楔…
罪の意識に苛まれし
アゴニーは月に向かって狼の如く吠え…涙を流すのだった。
呪文
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