iGPUのAMD Radeon 740Mを使ってFLUX.1で画像生成するのは無謀でした
遅くて実用的ではないね。終了
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……これで終わるとあっけないので、もう少し解説します
前回はRadeon 740MでSDXLで画像生成しました
https://www.chichi-pui.com/posts/8184dd19-c0bb-4c2b-af04-735ed42eb30b/
なので今回はFLUXでの画像生成を目指します
導入の仕方の解説サイト
https://wikiwiki.jp/sd_toshiaki/Radeon%20ZLUDA
解説サイトを参考にZLUDA版Forgeをインストールして使いました
自分の解決能力ではZLUDA版ComfyUIは起動できず、素でZLUDAに対応しているSD.NextはiGPUで画像生成すると何も描かれていない画像が生成されるので、それぞれのソフトでの生成は諦めました
・FLUX.1[DEV]の生成時間の差
プロンプトは「girl」、サンプリングステップ数20、画像サイズ1024x1024、1枚生成、メインメモリー32GB、dGPUは装着したまま生成
FLUX.1[DEV]のファイル群は「flux1-dev-hyper8-Q4_K_S.gguf」「ae.safetensors」「clip_l.safetensors」「t5xxl-Q6_K.gguf」
iGPUで画像生成 (AMD Radeon 740M) 31分13秒
CPUで画像生成 (AMD Ryzen 5 8500G) 1時間38分36秒
GPUで画像生成 (NVIDIA GeForce RTX 3060 12GB) 1分36秒
iGPUを使うときは「webui-user.bat」のファイルの中の「set COMMANDLINE_ARGS=」の項目に「--use-zluda」を足しました
CPUを使うときは「--use-zluda --always-cpu」を足しました。今思うとCPUで動作させるのだから--use-zludaはいらないかも
iGPUでの生成はGPUの稼働率グラフがギザギザになっていました
メモリーの転送速度が足を引っ張っていて、100%の性能が発揮できていない感じでした
・感想
生成時間が長くて実用的ではないけど、どれぐらい長いのか具体的な生成時間を出せたことは意味があったんじゃないかと思います
dGPUを持っていないけどローカルで高性能な画像生成AIを試してみたい人にとっては、たとえ時間がかかっても生成できることに意味があるでしょう
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