小説『ダナモな下着で猫はニャンと』【ニャンノ世界】
『ダナモな下着で猫はニャンと』
「ダナモな葉っぱだにゃ、メタモル爺さん」
「ふふふ、乳は葉っぱで隠せばいいのよ」
脇からは腋毛が見えて
猫はじっと、生える毛細血管たる毛を見つめるふくよかな体躯は、さながら女神を彷彿とさせる神々しさも感じられた。
「メタモル爺さん、あの時はどうして戦わなかったのさ」
「戦えなかったわけじゃない…登場する人物が多いとね…混乱するんだよ」
彼らは過去について話している
難解な物語、彼らは時折
未来に出てくるであろう物語を
現時点で話す
あるいは、過去からの物語も踏まえているため、見る者にとって不親切…
しかし、彼女の部屋は不思議と芸術性に溢れており、独特な空間が構築されていた。
「恵みの雨、イムホテプマタルと黄金の林檎、これらが意味する物は何なのかな」
「にゃあ?」
猫天使は黄金林檎を見つめる
学園長から話を聞くに、黄金林檎は異界から来たものであるという…
「キンミというらしいよ」
禁じられた果実
黄金の果実
黄金林檎
さまざまな名称で言われていたが、
キンミと呼ばれたのが
LumenAstralisの調査でわかったのだそうだ。
「セカイは広いにゃ爺さん」
猫天使は太股にスリスリする
ぷにっとした肌が猫毛にちょうどよかったのだ。
「猫天使、今日もヘキマツリする」
「いいのかい?ヘキマツっちゃって…」
「GW祭りだからはっちゃけようよ」
時間にしてあと四時間、長いようで短い、刹那に…
「わかったにゃ…」
と言って、猫とメタモル爺はヘキマツリ会場に向かうのでした。
「焼そば食べたいね~猫天使」
「焼そばもいいけどニャジプトにあるかな…」
葉装式に溢れる生命力にドキドキしながら…歩みを進める
呪文
入力なし