ハロー。 ウィンナイト。 -Hello. Im win the night.-
あの時... あの恐ろしい空の下、
目の前でそれは消えていった。
彼女の勇姿を前にし 呆然と眺めながら考えていた。
あのカボチャ頭の助言を 言葉の意味を。
仮にこんな化け物がそこら中に巣食っているのなら、
どこへ逃げても同じで どのみち時期にやられる。
ならば... 生きたければ 抜け出したければ、
やられる前に化け物どもを葬り、
この夜を明かす方法を探すしかない。
きっと彼女が今戦っている理由はそれに尽き、
彼女なりの最善を取っているだけなんだろう。
そのことに気づいたとき 化け物に叩きつけられ、
彼女は地に倒れ そのまま立ち上がることはなかった。
無惨にも残骸と化した彼女の得物に手を伸ばした。
迷う暇の躊躇すらなく 恐れも 怖気も 震えも...
一刻の希望を焼べて 荼毘に付し柄を握りしめた......。
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どうも時間が足りないアヤナギです。
「戦う者達」の企画期間内だけだと、
この物語(?)はここまでになります。
いちよう今回の作品群にはアイディア元があって。
それはハロウィンの代表的とも呼べる存在、
ジャックオーランタン その伝承が元でした。
まだ話を展開できそうなので、
何かタイミングが良い時に、
気が向いたら続き書くかもです。
↓前回↓
https://www.chichi-pui.com/posts/0ba17d19-7677-4890-ac67-99e58d756448/
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