女将の末路
女将「んぐううううぅぅぅぅぅ!……ん………う………」
女将の腹部に深々と包丁が突き刺さっていた。その出血量からも助からないことは明白だ。
老人「な、何と言う事じゃ!………こ、このままではワシは!」
万が一にも女将が助かる可能性に欠けて応急処置を施すことも無く、老人はただひたすら自分の保身だけを考えていた。
老人「そ、そうじゃ!とにかく叫ばれるとマズいから……」
老人は改めて女将の口を猿轡の上から塞いだ。この時、既に女将は息をしていなかったのだが、老人はそんな事には気付かなかった。
老人「どうする………どうするどうするどうする!どうすればワシは逮捕されずにすむ!?」
己のことしか考えていない愚かな老害。老人がどうするバキか考えていたその時……。
仲居「あの……すいませんお客様、女将さんがこちらに来ているはずなんですが……」
旅館の仲居が入ってくる。そして部屋の中の惨状を見た。
仲居「き、きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ひ、人殺しぃぃ!」
老人「ち、ちが!ちがうんじゃぁ!」
老人は弁解しようとしたが、既に時は遅かった。悲鳴を聞きつけ従業員や客が何人もやって来たのだ。
そしてすぐに警察に連絡が行った。
老人「お、終わった………」
老人はただただ呆然としながら警察が来るまで女将の死体の隣に座り込んでいた。
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テレビ「ニュースです。昨日正午ごろ温泉旅館で殺人事件が起きました。被害者はこの旅館の女将で、犯人はこの旅館の常連の老人だという事です。犯人は女将を部屋に誘い込み、包丁で脅して縄で縛り猿轡をして拘束し、監禁しながら強引にことに及んでいたもようです。警察では犯人が女将に対して異常な好意を寄せていたものとみて拷問しながら事情を聞き出し、近いうちに死刑を執行する予定です。それでは次のニュースです」
赤髪父「あれ……おいこの旅館、何か見覚えないか?」
赤髪兄「ここってもしかして……この間言った旅館じゃないの……?」
赤髪ちゃん「うへぇ……あの美人の女将さん殺されちゃったの……」
赤髪祖父「……気の毒な事じゃのぅ……」
呪文
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