小説『憂慮』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『憂慮』
螺旋階段状に積み重なった
その階段の先で
私を悩ませる言葉があった。
〈気軽にコメントください〉
大半の人物は、正しく使用してるのだろうし、問題ないのだが…
少し思うことがある。
〈気軽にコメントください〉
コメントをしてくれたら
コメントをして返すべきではないか…
いいねで済ませるような奴には
これから、いいねで済ませても問題ないよねという位には、ぶち切れてる。
反応はするけど、コメントはしねぇよと、どうして、対等に接すると思うんだ?
コメントください、ならば、コメントしてくださったら、コメントで返事するのが筋ってもんだろう。
という鬼のような考えが冥土ウサギには浮かびつつ…、そんな彼らのことを飢餓米勢と呼んでいた。
自身は何もしない癖に、米は求める飢えた輩のことだ。
怪物だ…歪み、歪みの奥底に眠る狂気が私の胸の内にある…其をどうにかしたくて、冥土ウサギは、冥府に宿る悪魔的な感情をどうにかしたくて咆哮する。
滅私奉公で笑顔を見せることができるのは、聖人君子か心が壊れた存在なのだ…
いや、冥土ウサギ自身も、
心が既に修羅の如く壊れているのやもしれない。
感情の崩壊線へのカウントダウンを胸に、一度、空間内の心情を整理する。
其は、あるいは、身勝手な、この負の感情に対して、内省および、自制するための爆弾への残響である。
常に憤怒の心を抱きつつ
離れたくてもどうにもならない
くらいには、心の奥底に宿る
屍じみた心狂に対して…
すべてを爆発させたい程には
感情の崩壊が巻き起こっている。
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