狐耳ちゃんとは眼を合わせない
「・・・」
無視を決め込む猫耳くん、
狐耳ちゃんにはわかりゃしないんだよ。
と彼は黙まりを決め込む。
「猫耳くん、ねぇ、ねぇってば!」
「五月蝿いよ!君の声は、もう今では蝿のように鬱陶しいんだ!」
猫耳くんは爆発してしまった。
心の化け物を抑え込もうとして、
言いたいことがいえずに不器用に
狐耳に言えずしまっていたことが
うまく表現できなくて…
苦しくなって泣いた。
離れる…猫耳くん、狐耳ちゃんは
彼を見て、そっとついてゆくのであった。
斜陽学園での話である。
彼は憂うほどに悩み苦悩した…
もう、決めたんだ、もう、気にしないって
彼女とは違うんだと…太陽と月、光と闇
猫耳くんは闇で、そんな彼が
狐耳ちゃんに近づけば
傷つけてしまうってことを
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