いざゆかん、空の果てのその先へ②
大草原に到着した姫様は休む間もなく
「おーい、うさぎさーん」
と声を出しながら辺りを探し始める。
すると
うさぎ「何だい?」
木の陰からうさぎが声をかけてきたのであった。
姫「、、、え?」
うさぎ「え?」
姫「え、、っと、あの、あなたがうさぎの精霊さん、だよね?しゃべってるし」
うさぎ「うん、そうだよ。僕に何か用かい?」
姫「(え〜、普通に出てきたし。あれぇ、聞いた話だと誰も見た事がないって言ってたはずなんだけど、、、まいっか) 私ね、『空の果ての先』へ行きたいの!あなたが行き方を知ってるって聞いて来たんだけど、もし良かったら教えてもらえないかしら?」
うさぎ「『空の果ての先』?あー、それなら、僕は知らないよ」
姫「え?いやいや、だってほら、色んな人がここに住むうさぎの精霊が行き方を知ってるってー」
うさぎ「そんなことよりお姉さん、僕と遊んでよ♪」
姫「え、、えー!?💦」
それからお姫様は一日中うさぎの精霊に振り回され、ただただ遊びつかれてしまったそうな。
姫「あー、、、つ、疲れた、、ナニコレ!?結局『空の果ての先』の事何にも分からなかったし!ただうさぎと遊んだだけだし!!、、、まぁでも、、ふふ、こんなに遊び回ったのは初めてかも♪なんだかんだ楽しかったしこれも冒険の醍醐味かもね♪ねぇねぇ、ところでうさぎさん」
うさぎ「はぁ〜楽しかった♪ん、何だい?」
姫「私のこの耳と尻尾は何?」
うさぎ「さぁ」
姫「え?」
その日、とある町でウサ耳とウサ尻尾をピコピコさせながらブツブツと文句を言う1人の可愛い女の子がいるという噂が広まったとか、、、
①
https://www.chichi-pui.com/posts/d4e4019d-53d7-4b0b-82b3-61d516cce514/
③
https://www.chichi-pui.com/posts/3bd1aeaf-888b-4b71-9b6d-cc32c4e8fcb4/
④
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