羞恥のテレビ中継~ラミア編④温泉リポートTV中継
男たちの視線にもラミアはもう慣れてしまった。
裸で大勢のファンの前に連れ出され、さんざん恥ずかしい思いをした直後なので、感覚が麻痺しつつある。恥ずかしさが薄れてしまったというよりも、いまさら一人二人に裸を見られても同じなのだという諦めの境地に近い。
それでも裸で生中継の番組に出なければならないプレッシャーは大きい。心臓がバクバクし、絶対に最後までニコニコと笑顔を貫くよう何度も自分に言い聞かせた。
「それではもうすぐ中継に入りまーす。さん、にー、いち……」
次の瞬間、中継が切り替わったテレビの画面には、全裸で立っている笑顔のラミアが映し出されていた。
『うおぉぉぉー!!! ラミアちゃんキターー!!!!!』
『さっそくワレメいただきましたー!!!』
登場だけでネットの掲示板では大きな盛り上がりを見せている。
「みなさん、こんにちはー。今日は温泉リポートをお届けしまーす」
ラミアは目の前にいるカメラに向かって祈ったが、そのレンズはラミアの悲痛な気持ちなど察することなく、しっかりと下半身を捕らえている。
テレビの画面に映し出されたものは、スラリとした健康的な足の付け根にちょこんと顔を出した無毛のワレメ。
ラミアがどうしても隠しておきたかった部分は、無情にも全国に映像が届けられ、マニアを大喜びさせることになった。さらに瞬く間に画像となって、今後も消えることのないネット上の記録となってしまった。
そしてその様子を、撮影スタッフの傍らで母親はじっと見守っている。
仕事とはいえ全裸の少女を前にして、顔にスケベ心を抑えきれない男性スタッフは多い。
だがそういった男たちとは違い、母親の表情は真剣そのものだ。全国放送という大舞台で娘が失態を犯さないか、厳しい視線で監視をつづけている。娘の全裸が大勢の人に見られていることより、いかに視聴者にアピールできるかがはるかに大事なことだった。
「それでは、これで温泉リポートを終わりまーす」
つづいておなじみの女性リポーターが画面に割り込み、ラミアに「はい、ありがとうございましたー」と声をかけた。
「実はですね、きょう温泉リポートにチャレンジしてくれた女の子は、なんとタレントさんなんですねー。では自己紹介をお願いします」
「はい、いつも明るく元気にがモットーの魚住ラミア、十一歳でーす。いまは学校に通いながらタレント活動をしています。よろしくお願いします」
ラミアはカメラに向かって頭を下げる。
その愛らしい笑顔にさらに男たちは魅了され、たちまち検索ワードにラミアの名前が急浮上してきた。
ほんの数分だけで、事務所のホームページのアクセス数はうなぎ上りになり、早くもプロモーションは大成功したと言えた。
「ラミアちゃんはタレントになって何年になるの?」
「えーとですね、まだテレビに出るようになって半年ぐらいです」
「へー、そうなんだ。学校とタレント活動は両立するの大変じゃない?」
こうした何気ないインタビューも、本番前の打ち合わせどおりだった。
通常の温泉リポートではインタビューもぶっつけ本番で行われるのだが、ラミアにだけは特別に台本が用意されていた。リポーターとの細かいやり取りまであらかじめ決められ、二人ともそれに従って会話をしている。
だがその内容は、ラミアにとっては赤面を隠せないものだった。
思わず母親に向かって「いやぁ、こんなの……」と訴えたが、それも当然と言えた。あまりに恥ずかしいことをカメラの前でやらなければいけないからだ。
「あの、ちょっと見てもらいたいところがあるんですけど、いいですかぁ?」
インタビューの最中に、唐突にラミアが言葉を挟んだ。
「ん? どうしたのかな?」
「えへへ、実はですねぇ、最近になっておっぱいが膨らんできたんですよぉ。それをみんなに見てもらいたくてぇ。映してもらってもいいですかぁ?」
と、カメラの前で乳房の膨らみを指差してみせた。
それを受けてカメラマンもリクエストに応える形で乳房を映し出す。
『キタキターー!!! 乳首のどアップだぁぁぁ!!!!』
『うぁぁぁ吸ってみてぇぇぇ!!!!』
恥ずかしがってなかなかアップで見せたがらない少女も多い中で、ラミアのサービス精神たっぷりの発言には多くの男たちが喜んだ。
その表情に含羞の色はなく、まるですべての視聴者に向かって自慢げに見せびらかしているかのようだ。
「あらあら。かわいらしいおっぱいですね」
「ホントですかぁ? ありがとうございまーす」
無邪気な笑顔でお礼を言うラミア。
これらがすべて台本だとは思えないほど自然な振る舞いだった。たとえどれだけ恥ずかしくても、カメラの前では絶対に顔に出さないと決めている。
「ほかにはどこか見てもらいたいところはあるかな?」
「えーと、じゃあ……」
ラミアはクルッと背を向けた。
次にカメラに差し出されたのは、丸くプリッと盛り上がったお尻だ。
むっちりと巨大な成人女性のお尻とは違い、いかにも子どもらしい形をしている。小ぶりだが美しい曲線を描き、なだらかな丸みは太ももにつづいている。
「皆さん見てください、ラミアちゃんがお尻もサービスしてくれましたよー」
女性リポーターの声に反応し、ラミアは腰に手をあててお茶目にお尻を左右に振ってみせる。
テレビを見ている視聴者は、ラミアが次にどこをカメラに向かってアップで披露してくれるのか、期待に胸を膨らませている。すでに明るくノリの良い少女であることが印象づけられているので、きっと自分たちの期待に応えてくれるだろうと誰もが思っていた。
ラミアもそうした視聴者の要求をひしひしと感じている。ついさっき、カメラを手に群がってきた男たちのワレメへの執着を見せられたばかりだった。当然、テレビカメラの向こう側にいる人間も、恥ずかしい女の子の部分を見たがっているだろう。
「じゃあそろそろ、インタビューのつづきをしてもいいかな?」
「あ、待ってください。あの、もう一箇所だけ……見てもらいたいところがあるんですけどぉ」
『やっぱりキターー!! 早く言ってくれぇぇぇ!!!』
『ワ・レ・メ!!! ワ・レ・メ!!!!』
ラミアの言葉に、早くも色めき立つネット上。
だがそれまでと違っていたのは、ラミアの表情に羞恥の色が浮かび、言葉にもためらいが感じられたことだ。
テレビの視聴者だけでなく、現場にいるカメラマンや撮影スタッフ、母親も黙って全裸のラミアを見守っている。カメラはうっすら頬を染めてはにかんだ表情を映し出し、次のセリフを待っている。
周囲の熱い期待を背負っているラミアは、唾液を一度飲み込みながら、自らに課せられたセリフを言おうとしていた。
「……実は、ここなんですけどぉ」
そう言うと、右手の人差し指がゆっくりと体を這い下りてゆく。
乳房からおへそ、さらに下腹部へと向かい、やがてぴたりと止まった。
そこはぽっこりした恥丘のさらに下、縦に割れた大陰唇がはじまる位置だ。指先はワレメの真上の部分に置かれている。
「あらあら、いいの? そんなところを指差しちゃって。みんなに恥ずかしいところをアップで見られちゃうよ」
ラミアははにかんだ笑顔で、女性リポーターに向かって「平気でーす」と明るく答えた。
「そんなに体を見てもらうのが好きなんだ」
「はい。今日はいっぱい裸を見てもらえると思って、ずっとドキドキしてました」
「あらあら、大胆な発言ですねー。ラミアちゃんてエッチなんだね」
「えへへ」
『うおおお!!! エロぉぉぉぉ!!!!』
『なんてエロ小学生だ……もう我慢できねぇぇぇ!!!』
『たまらん、犯してぇぇぇ!!!!』
二人のやり取りの一部始終は生放送で中継されている。
ネット上では嵐のような反響が湧き起こり、興奮した男たちの書き込みで一時的に某大手掲示板のサーバーが重くなるほどだった。
「じゃあ、テレビをご覧の皆さんに、ラミアちゃんのかわいらしいワレメを特別にアップで見せちゃいましょう。いいですか?」
「はい。お願いしまーす」
ラミアの返事と同時に、カメラが近づいてくる。
真正面のアングルから捕らえられたワレメは、限界に近い大きさでテレビの画面を占めていた。
見えるものはくっきりとした肌色の亀裂のみ。上付きの大陰唇がほころびもなく貝のように閉じ合わさっている。
大人の性器とは違い、猥褻さのかけらもない子どものワレメだが、少女の裸に興味がない者さえ思わずドキリとさせてしまう映像だった。
十一歳の少女が堂々と性器を見せびらかすその姿に、テレビにかぶりついているマニアたちは狂喜乱舞、ネット上でもお祭り騒ぎとなっている。
そうした映像が映し出されている中で、ラミアはたった一人視聴者に向かって体のすべてをさらけ出しながら、必死に自分に言い聞かせていた。
恥ずかしがっちゃダメ。絶対に恥ずかしがっちゃダメ……。
少しでも気持ちが表に出ないよう、なんとか笑顔を取り繕っている。
目の前にいるカメラが、自分の恥部をアップで全国に届けていることがわかっていても、楽しそうに肩幅まで足を開いたポーズで股間を披露していた。
「まだツルツルなんだね」
女性リポーターからそう指摘され、一瞬、ラミアは素の表情に戻りそうになった。
裸になる前、最も気にしていたことだったからだ。
しかもそうしたやり取りは台本にはなく、まったくのアドリブだったのだ。
「あ……そ、そうなんですよー。なかなか生えてこないから、ずっと悩んでたんです」
「へぇー、やっぱり気になるんだ」
ラミアもどうにかアドリブで対応しているが、女性リポーターは顔に意地悪な笑みを浮かべている。
「じゃあ、生えてないことをみんなに知られてどんな気持ち?」
「えっ……」
カメラの前で言葉に詰まったラミアに、さらに畳み掛けるように質問がぶつけられる。
「いま、テレビを見てる全国の人に、ラミアちゃんの秘密がバレちゃったんだよ。まだワレメがツルツルだってこと、みーんなに知られちゃったんだよ。どんな気持ち?」
「え、えーとですね……やっぱり、ちょっと恥ずかしいです」
照れ笑いを浮かべながら、ラミアは正直な気持ちを打ち明けた。本当はものすごく恥ずかしくてこの場から逃げ出したいのだが、その言葉は胸の内に押しとどめてある。
「あれ? さっきは平気だって言ってたのに、本当は恥ずかしいんだ。じゃあ裸を映されるのも嫌だったの?」
「そんなことないですよー。ぜんぜん平気ですから」
「ホントに? だったらあそこにいるカメラさんに向かって、自分でもエッチだと思うポーズをやってみせてよ」
事前の打ち合わせにもない、唐突な要求にラミアは困惑した。
母親や番組のスタッフでさえ予想しておらず、女性リポーターが独断で口にしたことだ。その表情からは、明らかにラミアを困らせてやれという魂胆が透けて見える。
ど、どうしよう。どうすればいいんだろう……。
ラミアはその場に立ったまま、おろおろと頭の中で考えを巡らせている。
今度は母親に指示されるのではなく、自分でエッチだと思うポーズを考えて、カメラの前で披露しなければならないのだ。
すでに女性リポーターは脇に退き、テレビの画面に映っているのはラミア一人だけ。
カメラはやや離れた場所で、ラミアがどんなポーズをとってくれるのかじっと待っている。
「……じゃあ、いきまーす」
それまで黙って考え込んでいたラミアは、明るい声でカメラに向かって宣言した。
もうこれまでにさんざん恥ずかしい思いをしてきたのだから、いまさら恥ずかしがっても同じことだ。すでに体の隅々までカメラに映され、隠しておける場所など残っていないことも、よくわかっている。
こうなれば余計なことを考えず、ただ与えられた指令をやり遂げることにした。
温泉の床に座り込んだラミアは、ニコリと微笑んで膝を開いてみせる。挑発的に膝を立てたまま、大胆なM字開脚を披露してみせた。
「おーっ、これはなかなかエッチなポーズですねー」
「えへへ、どうですかぁ?」
女性リポーターに向かってそう言いながら、右手を股間に近づける。
ただ股間を見せるのではなく、さりげなくワレメの片側をクニュッと引っ張ってみせた。
そうすると閉じ合わさっていた大陰唇が割れ、ピンク色の粘膜と肉片が姿を現した。
指を離すまでのほんの数秒間、ワレメの内部がくっきりとテレビに映し出された。
『うおおおおぉぉぉぉ!!!!』
『見えたぁぁぁぁ!!!!!』
『すっげぇぇぇぇ!! マ○コの具も見せてくれるなんて!!!!』
視聴者の興奮が渦巻く中で、温泉の現場では静かに中継がつづいている。
男性スタッフに騒ぎ出す者はいないが、皆小学生の少女の大胆なポーズを前にして、冷静な表情を保つのに苦労している。未成熟な裸体を見つめる目は、誰もがギラギラと欲情を隠しきれずにいる。
そういった視線を四方から浴びながら、ラミアも懸命に笑顔と開脚ポーズを保ちつづけていた。
わざわざ指でワレメを開いてみせたのも自分の意思だ。カメラの前でこういうこともできる女の子だとアピールし、世間に魚住ラミアという名前を強く印象付けるのが自分の使命だ。
そのために多くのものを犠牲にし、プライドも羞恥心も捨て去った。明日から学校や街中で顔を指されて好奇の眼差しの対象になろうが、いまは母親の望む魚住ラミアを演じるしかなかった。
羞恥のテレビ中継~ラミア編はここまでです
https://novel18.syosetu.com/n6840bx/51/
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↑より引用、一部改変
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