目が覚めると…
体には包帯が巻かれており右足の傷以外はほとんど痛みを感じなかった、誰かが治療してくれたのか
気を失う前の記憶はとても曖昧で少し混乱している
家主を探して足を引き摺りながら扉を開けると少女が1人、思い出した私に声をかけてくれた少女だ
「よかった、目が覚めたのですね」
「だいぶ衰弱していたので簡単な治療だけで助かるか不安だったのですが、よかったです」
特徴的な耳を見て彼女はエルフだとすぐにわかった、なぜ敵国の私を助けたのか戸惑っていると彼女は続けた
「貴方、レスランドの方ですよね?安心してください私は敵ではありませんよ」
「私はエルフェアルの薬師です、といってもはぐれみたいなものですが」
呪文
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