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フェンテス科学技術省特務執行官執務室にて

使用したAI その他
科学技術省情報ログ SRAL-S021142141 管理閲覧権限S1レベル担当者のみ全文閲覧可 S2レベル担当者一部閲覧可

警告:本文書については超法規的な自動識別トレーサが内蔵されており、何らかの手段により許可された者以外が認識(※1)した時点で20msec以内に自動処置が実行される。なお本処置については最高位承認システムにより事前承認されており、都度の許可を必要としない。
※1 ここでは直接文書を視覚的に感知するのみではなく、何らかの手段によって対象者の知覚ユニットが本文書の一部でも受容したことを「認識」としている。


事象A発生37秒前からの記録
中央エネルギー研究省 上席研究員 ■■ ■■ :(識別不可)──誰もこの常識に疑問を持っていないというのが異常なんだ。エネルギーを直接取り出すなんてことは、原理的にありえない。なぜそれに誰も気づかない!あれは水からエネルギーを得ているんじゃない、水を触媒にして■■を通じて■■からエネルギーを抽出しているに過ぎない。あの戦争以前では誰もが疑うような今の常識に、現在は誰も疑問を持たない。なぜか分かるか?(無言6秒)彼女を探せ。彼女がこの真実の(以降当該者死亡のため記録無し)

────────
例の事件について調査して見つけたログだ。直接関係するものでは無いはずだが、異常なほど厳重にプロテクトがされており何かが引っかかる。1枚添付されていた女性の写真、おそらくログで言及されている女性かと推測するが、本ログとの関連性も記録されておらず検索しても引っかからない。記録だけではここまでか。正直手詰まりになった私は、思考ループに陥っているサブ思考ユニットを休ませようとリフレッシュルームに向かった。

呪文

入力なし

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